清貧思想は詭弁

 少し前は清貧思想に傾倒していた傾向にあったけれど考えが変わった。当たり前だが金は稼いだ方が良いと思う。稼げる人間は死ぬほど稼いだ方が良い。何故ならこれも当たり前の事で、金は稼ぐほど自由度が増し、出来る事が増えるからだ。資本主義の悲しい仕組みで、逆に貧乏になればなるほど、潜在的な犯罪係数が上昇し、貧困による自由度の低下、貧困による体重増加で健康を損ない、貧困による不平等を押し付けられる

 資本主義の仕組み上、全員が全員年収を上げたり副業で金を満足に稼げるわけもないし、特に年収を上げるのなんて血のにじむ努力か、またはブランド力があり自分の商品を死ぬほど持っている人間で無いと厳しいのだけれど、私を含めた大半の凡人でも少しずつ少額でもいいから収入源を造ったりすることは出来ると思う。

 いくら綺麗事を言おうが、結局は金だ。最低限の金が無ければ何も出来ない。一時期FIRE思想に傾倒し、リタイヤした人間達が安全圏から、何の役にも立たない綺麗事を言っているブログやYouTubeを死ぬほど観漁っていたが、あれもあれで弱者ビジネスに近い物があると気付いてから辞めた。

 この資本主義の世の中で生きている、産まれてしまった以上、大抵の凡人は残念だが金を稼ぐ事からは逃れられない。詳細に言及はしないが、一定の需要がある状況の人間なら、強い個体に飼ってもらいながら役目を果たし逃げ切ることも可能だろうが、それが出来ない人間は金を稼ぐしかない。

 この世は弱い者には優しい世界ではないんだよね。日本は現状は生活保護があるのだろうけれど、社会が困窮化すればするほど日本人の陰湿な性格により、そういったセーフティネットは排除されていくと容易に想像が出来る。

 弱者ほど清貧思想から解放され、自分から金を稼がなければならない。いざとなったら誰も助けてはくれない。安全圏から綺麗事ばかり言っている他人は当たり前だが、あなたが困窮しそこらへんの人間を襲うまでになっても助けてはくれない。

 資本主義の心底クソなところが、金を得る為に多くの物を犠牲にしないといけないところだ。貧乏人や持たざる者は、金を得ようと思うのなら何かを捨てないといけない。そして捨てるのは早ければ早いほど良い。

 ネット上で清貧思想を発信している恵まれたクズほど、収入源が少しでも減ると途端に慌てている惨状も散見される。弱者の人ほど、そのような人間達に時間を奪われている場合ではない。1円でもいいから自分の収入源を増やすか、5年後、10年後に繋がる事をしましょう。