2026年の4月より子なし税(増税)が導入される

 児童手当の拡充により、社会保険料に上乗せされる制度が、「子供子育て支援金」と称して開始されるようだ。世間の認知度は低いが実質増税だ。手取りが減ることになる。

 引かれる税額は所得によって違うが、なんと年々増額していく。言い方は悪いが労働奴隷は貴重なので、年々減り続ける労働力を少しでも確保する為に、増額するのは当たり前と言ったら当たり前だが。

 子育てが終わった家庭からも徴収されるようなので、平等・・・という面から見れば平等かもだが、消費税は恐らく15%まで増額の予定で、社会保険料も年々増加していくのは避けられない。

 そして労働者に求められる事も増えて行き、ただでさえ日本社会なんざ日本人特有の空気を読む能力と察する力を求められ、高ストレス社会が形成されているのにこの増額ときたら、短絡的な思考になる人間が増えるのも仕方のない話だ。

 他人事ではない。アメリカを見ればわかる話だが、金のない人間は思考が短絡的になり犯罪に走りやすくなるのが実証されている。

 しかし現役労働層やこれから社会に出る子供たちは、こういった増税の嵐に巻き込まれることになるし、奴隷労働のストレスと将来不安に対処しなければならないので、より淘汰が産まれ、より格差が産まれ、産まれた格差により階級がより固定化されることになる。

 あまりネガティブなことを書いてもなんの生産性もないが、いくら頑張っても報われないと、現に発生しているが社会で様々な弊害が起きてしまう。

 階級が永続的に固定化されてしまうと人が希望を失い、学習性無力感に囚われる人間が増加する。すると社会の治安は悪化し、アメリカの様に下層は薬物依存と犯罪で殺伐とし分断が産まれる。そして上層は異次元に金持ちになり、金の力で何をやっても許される様な社会になる。

 能力のある人間や、産まれ持っての支配層や資本家には都合の良い社会だ。なぜなら頑張る方向にもよるが、やればやるだけ成果が出るのだから。だがどうしても淘汰に負けてしまう人間が出てきてしまう。

 人間も動物と大差ないから、あまり追い詰めすぎると生きる為ならなんでもやるようになるんですよね。

 いまさら言っても仕方がないが、日本人は長年の調教の成果で、自分たちを苦しめている資本家や支配層になかなか団結して立ち向かえなくなってしまっているし、むしろ誰かが狂って身を挺して革命や反乱を起こしてくれないかなと、潜在的に期待している民族だから、こうやってステルス増税で苦しめられるのも仕方がないのかもしれない。

 何より性質が悪いのが、増税、と声高に宣伝してしまうと反発や批判を喰らってしまうから、「子供子育て支援金」と名を付けている点だ。ちなみに岸田さんがいる時に、この実質増税が決められたようだ。やれやれ。

 本当に日本は働いて税を引かれるまで所得を稼いだら負けな国だね。