正規雇用は割に合わない奴隷だよなぁ
俺には関係ないが、職場の正規雇用の人間はボーナスが振り込まれるらしい。時期的にもボーナスシーズン。で、聞いてもないのに、職場の正規雇用の人間が、ボーナスで引かれる所得税を含めた税金が、多すぎると愚痴を垂れていたよ。
話の流れでどのくらい引かれているのか聞いたら、正規雇用の兵隊の等級にもよるが、その人は20万近くだったらしい。税金でだ。
正規雇用も良い面悪い面があるのは理解しているけど、それにしても多すぎないか。
過酷な奴隷労働で酷使され、で、やっとの思いでこぎつけたボーナスも税が乗っかり手取りが減る。まぁボーナスがないより遥かにあった方がいいんだろうけど、正直正規雇用の奴隷労働の負荷に対して、割にあっていないじゃないかな。
しかしボーナスって正規雇用を長く引き留める為の、搾取する為のよく考えられた仕組みだよな。
ボーナスは企業からのお恵みと言った、企業の業績次第との刷り込みが日本人にあるけど、本来は毎月の給与のベースに乗せるべき賃金を、ボーナスと言う形で夏、冬とまとめているだけだろ。
ボーナスがあるから、夏まで、
夏のボーナスをもらったら冬まで、
と、どんどんどんどん何も身に付かない奴隷労働に搾取され、気が付いたら労働力としての価値も何もないまま、会社に依存するしかない様に仕向けられ、万が一役職があがれば賃金は割に合わず責任だけが増えていく。
専門性のない、何も身に付かない奴隷労働は、労働社会に馴染める人間にとっては損でしかない。
かといって人生を変えようにも、人間を含めた動物全般に言える事が、長く同じ場所にいるとコンフォートゾーンと言って、自分の安全圏から抜けだすことが出来なくなる心理状態になるからだ。
自分が今いるところの安全圏から抜け出すことが出来ないと、変化を起こすことができず、何かあれば道連れにされる。
今は大丈夫だろう。出勤すれば金は入る。時間を売る。まだ大丈夫だ。だが1年後は? 3年後は? 5年後は? 10年後は? そもそも一週間後会社は存在しているのか? もし老化でパフォーマンスが落ちてしまい解雇されたら、食っていけるのか?
最終的には生活保護があると言う、心の防波堤はあるのかもしれないが、自民党のイメージ戦略で、生活保護は怠け者、社会の役立たずのレッテルを張られているので、それもあまり当てにしない方がいいのかもしれないな。
しかし人生は厳しいねぇ。何もかも、どんな綺麗事を言おうが、最終的には金だから。