天体の象徴・第45回

画像1 アジアや欧米で自生しているバラの近縁種は二百種にも及び、その化石から分析した野生のバラは約三千万年前から北半球に分布していたらしい。推測するにバラの発祥地はヒマラヤの麓か渓谷の可能性があるとの事。人類が栽培を始めたのは紀元前五百年頃、中国の周王朝が最古の記録。ギリシャでも紀元前後に開始され、一般化したのは三世紀のローマ帝国時代以降。ギリシャの女性詩人、サッフォーはバラを花の女王と讃えた。そんなバラは金星の象徴です。文芸や美術、香料や薬品としても極めて優れた園芸植物。

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