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時には昔の話を

子供の頃に読んだ昔話。やり取りとオチは覚えてるけど、全体の流れはぼんやりしてるのでリメイクだと思って下さい笑

むかしむかし、話のとても上手な爺様がおった。

日本の昔話ですが、服装はアメリカの農家風です笑

爺様には孫がおって孫たちは爺様の語る物語が大好きやった。
爺様が野良仕事をしている時でも、爺様、爺様、なんかお話しておくれ、とせがむ。

孫たちもアメリカの農家風です笑

爺様は言いました、ワシゃ今、ウシの世話しとるんや、話はようせん。
孫たちはひつこくせがみます。爺様の話聞きたい!聞きたい!聞きたい!

ウシの世話もちょうど終わったので、爺様は孫たちに話しを聞かせてやる事にしました。

湯呑みが無いのでコーヒーカップです笑
ご了承ください笑

爺様は、話を始めた。むか〜し、むかし、天竺(インド)で修行しはった徳のたか〜い坊さんがおったんや、その坊さんがな、ある日身の丈ほどもある大きな樽をこさえた。

服装は中華風ですが、心の目で見て下さい笑
インドで修行した僧侶に見えるでしょう!
話に夢中になる孫たち。サロペットですが
心の目で観てね笑!和装の孫たちです!

その坊さんがな、樽の中にノミやシラミ、蚊をぎょーさん捕まえてな、蓋して閉じ込めおった。
これで、この話は終いや。

孫たちは狐につままれたような顔をしとった。
爺様、爺様、お話の続きは?なんでそこで終わるん?

爺様は答えました。じゃから、この話は終いや。この先はよう話せんのや。

孫たちは不満そうに、爺様なんで話してくれんの!と聞きました。

爺様は、おまえらなぁ。はなしたら(放したら)せっかく坊さんが捕まえたノミやシラミ、蚊が逃げまうやろ。そんでもって、刺されて痒なるやろ?
だからよう話せんのや。

ひつこい孫たち笑

孫たちは納得いきません。爺様、爺様、痒ぅなってもかまわん!続き話してぇな!と催促する。

爺様はワシゃ痒ぅなるのは嫌や!と孫たちに言います。孫たちは暫く考えてから、にっこりとして言いました。

爺様、爺様、話せんのはようわかった。じゃ、続きをゆうてくれ!ゆうのはかまわんやろ!とドヤ顔で爺様に続きを孫たちはせがみました。

爺様はニヤリと笑って、おまえらなぁ。ゆうにも、ゆえんのや。

そうなんです!坊さんはスキンヘッド!

坊さんには髪が無いやろ?せやからゆえん(結えん)のや!

やられたー!な孫たち笑

孫たちの困った顔を見ながら、爺様はニコニコしとったそうな。

お終い。

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