見出し画像

木のまち、井波の源流を辿って。

R西日本地域ものがたるアンバサダー富山
井波町歩き。

瑞泉寺発祥の伝承地臼浪水〜井波八幡神社〜
蚕堂〜諏訪河原の大杉〜瓜裂清水まで。


臼浪水。隣には磐座も。鉱物に宿る神は宇宙神。


八幡神社。
養蚕が盛んだった地域の人々が、蚕のたましいを悼んで建てた祈り場「蚕堂」

瑞泉寺臼浪水横には磐座と阿吽の池、
隣には八幡神社がありますが、八幡社はかつては鬼門にあたる諏訪河原に祀っていたそうで、今では河原には立派な大杉だけが残され、木が町を守っているようでした。

かつての八幡神社跡。諏訪河原。


今回は足を伸ばせなかった高瀬神社はさらにさかのぼり、約2000年前の創建で、祭神には天から神降りたといわれている饒速日(にぎはやひ)と共に降りてきた天活玉命(あめのいくたまのみこと)、さまざまな樹の種を大八州(日本)に植えたとされる五十猛命(いたけるのみこと)が祀られています。
これらの象意は大自然のサイクルにまつわるもので、命の根に活力を入れ、樹の種を植えるという二神を支えにした古代井波の人々の国づくり〜
土地神と星神を勧請し、仏教によって町づくりをした綽如上人に、森羅万象と共にはぐくむ古代の都市計画がしのばれます。

瓜裂清水。こちらでも水が流れる速さと音に富山の水の豊かさを感じます。


古層のものや精妙なものが放つ周波数は深く耳をすまさないと聴こえない。
井波の町で感じた霊妙な雰囲気は、これらの眼差しを受け継いだものづくりや生活が今でも息づいているからなのかもしれません。
木のまち井波の源流
歩きに歩いた20km2日間。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?