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第0日目【出張版CoderDojo武蔵村山】オンラインプログラミング教室@八王子市立第八小学校「めざせ未来の学校づくり!マイクラカップチャレンジ」開始までの顛末

※本活動は出張版CoderDojo武蔵村山と銘打ち、八王子市立第八小学校にてオンラインプログラミング教室を実施しているものです。保護者の御協力を得られる第八小学校の希望児童のみを対象としている活動で、本道場がプライベート道場であること、チャンピオン(道場主)の私が八小教員であることから実現したものです。近隣の希望児童を受け入れて行う活動ではありません。あらかじめご了承ください。


 『教育版マインクラフトでプログラミングを学ぶ』だけではなく『マインクラフトカップへの応募を通じて、SDG'sやSociety5.0について知り、考え、身の回りの課題を解決しようとする姿勢を養うこと』が本活動の目的となります。マインクラフトカップ2020についてはこちらを参照してください。


 本活動に取り組むきっかけは、八王子市小学校教員を対象としたプログラミング教育教員養成研修への参加でした。これは一部では知らぬものはない「みんなのコード」が開催するプログラミング指導教員養成塾の活動の一つとして行われるものです。私自身は既に第一回目の養成塾に参加しているので、『またかお前』と言われるような気もするのですが、勤務校(=八小)で他に希望者が出なかったもので、ありがたく再挑戦させてもらうことにしたということです。今後研修で提出する予定の(しかし既に主となる指導実践は終了しているという…)指導案は、Microsoft 教育センター(MEC)にあげていただいております。現在9月末時点では私のものしかありませんが、いずれマイクロソフト認定教育イノベーターの様々な指導案が載せられることと思います。私のモノはうっかりして、肝心のコードビルダー指導をどこで行なうか明記していないという失敗をやらかしておりますが、四日目にがっつりと実施しております。

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 さて。どうせ再挑戦ならば、これまで誰も取り組まなかったような内容でなければつまらないのでは?プログルやmicro:bit、ルビィなど、優れた教材は数あれど、いずれも養成塾の指導報告でよく目にするものばかりです。しかし、同じように優れた教材でありながら、ほとんど指導実践例が報告されていない(と思われる)のが教育版マインクラフトです。マインクラフトならば今の世界が抱える課題から、自分の身の回りの問題まで、それを解決するアイデアを箱庭のような世界で表現できるところも他の教材にはない魅力と言えます。一方、学校のパソコンにインストールすることがこれまで壁となっていました。しかし、自分のパソコンにならインストールすることができます。八王子市では二学期より積極的にTeamsを使った遠隔授業に取り組むことを推奨するようになったことも、ちょうどよいタイミングでした。

 というわけで、「Teamsを使い、オンラインプログラミング教室の形で教育版マインクラフトを教えればいいのではないか?」と思いついたわけです。これには、春から取り組んできたオンラインCoderDojoの経験が非常に役立ちました。これで「オンラインでもプログラミング教室ができる」という実感を得ていなければ、今回の取り組みはなかったと思います。ありがとうCoderDojo。

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 指導概要を作成し、管理職の先生方と数度にわたるやり取りを経て『学校ではなくCoderDojo武蔵村山主宰であると明記すること』『問い合わせなどは学校ではなく直接私がやり取りすること』など、参加できない児童が不公平にならないよう、あくまで放課後教室のような形で自主的な意志をもって参加することができる児童のみを対象としていることを明示した上で、夏休み明けの二学期始めから募集を開始しました。

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正直に言えば、10人も集まればよくできた方と思っていました。参加者には「自分の意志で最後まで責任を持って取り組もうとする」ことを強く求めましたし、何より保護者の協力が得られなければ本人の意志があってもどうにもならないからです。しかし、フタを開けてみると、締め切り直前の飛び込みを含め、13名の児童が応募してくれました。

彼らは果たして全員参加してくれるか?それは次回、第一日目の報告で。