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【報告】第一回オンラインCoderDojo武蔵村山

※当道場はプライベート道場です。対象者を限定したうえで活動をしており、こちらでは活動報告のみさせていただきます。新規参加を御希望される方がいらっしゃるかもしれませんが、上記事項についてご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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 令和2年5月14日(木)、コロナ休校が2か月も続き、御家庭では手持ち無沙汰なお子さんたちにどう学びを保障するのか、それ以前に家の中にずっといなければいけないストレスを抱えてイライラしている子供たちの気を紛らすのに苦労して、それどころではない方もいらっしゃるかもしれません。そのようなご家庭のお役に、少しでも立てればと思い、昨年度まで校内プライベート道場として活動してきたCoderDojo武蔵村山を、オンラインの場に拠点を移してみることにしました。私にとっては初めてのオンライン道場で、自分自身が練習したいという思いもありました。
※CoderDojoについてはこちらから御確認下さい。

オンライン道場を始めるにあたり、参加意思があることはもちろん、懸念されるのは各家庭が端末や教材を用意出来るか、参加する方法を理解できるか、ということでした。

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 そこで、以前私が行ったプログラミング体験会参加者を含めたCoderDojoのメンバーに、Google formでアンケートを実施し、「家庭から参加できる端末やwi-fi環境は整っていますか」「道場に参加するための約束を守って参加することができますか」と問いかけました。返答のあった家庭に対して、Google Classroomの参加コードを送り、必要な情報をClassroomから配信する形で連絡を取ることにしました。

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 当日、オンライン道場に3つの家族から4名の児童(+観戦の兄弟1名)、勤務校の先生2名も参加していただきました。今流行りのZoom(無料版)で実施しました。
 道場に初めて参加される御家族もいらっしゃったので、CoderDojoについて簡単に説明をした後、活動に入りました。プログラミングが初めてだったり、ほとんど経験がない児童が多く、その子たちにいきなり「自分のやりたいものを好きにやってごらん」ではハードルが高すぎるだろうと予想し、初心者向けワークショップとして、ビスケットランドを行いました。

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 始めた途端にZoomの音声が聞こえない!トラブル発生もありつつ、それもオンラインだから…ということで、画面を見つつ参加してもらいました。無事後半に音声が聞こえたそうです。端末を変更したようで、相手側のトラブルのような場合のフォローが難しい。ですね。他にも、用意していたビスケットランドコードが上手く入らず、(どうも単純な入力ミスのような?)コード再発行で対応するなど、遠隔ならではの難しさを感じさせられる次第でした。ランドそのものは順調に楽しめてくれていたようです。

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 昨年度から熱心に参加してくれていた3年生の児童は、HTML+Javaでボタンを押した回数を数え、表示するプログラム作成に取り組んでくれました。大人が何も教えていないのに、PythonやJavaをいじってしまう頼もしさ…!

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  一時間ほどで道場としての活動を終え、おまけで保護者対象に「なぜ今年、プログラミング教育が現場に導入されることになったのか」を簡単に説明しました。と言っても思ったより時間がかかったので、参加された皆さんには”簡単”とは思えなかったかもしれませんが…。
 定番の”Future of Work”子供たちのために、学校は何ができるのか?などの動画を見ていただきながら、単にプログラミング的活動をして「論理的思考力が高まりましたね」で終わらせるのではなく、資源の乏しい日本が今後も世界で存在感を示すために、人間とICTとの上手な役割分担をできる人材を育てるための基礎リテラシーであることを保護者が理解の上、あまり切迫感をもたない教員にプログラミング教育を含めた情報教育を正しく進めてほしいと迫ってくださいね、と焚き付けて終えました。
 自分が教員のくせに、こんなこと言っていいのか?

良いんです。文科省が、そう言っているから。21分~28分あたりがおススメです。

 万が一、休校期間終了後に私が学校にいなかったら、それはこんな生意気なことを言っているから?と思ってください…とか言って。