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[Blender] トポロジーとモデリングの勉強〜手のモデリング〜

Blender でのモデリングを始めてからはや二ヶ月ちょい経とうとしています。
だいぶモデリングにも慣れてきたのでトポロジーなどをどのように考えるかを考察していきたいと思います。
前述の通り、私自身が Blender 初心者なのでこの記事が誰かの役に立つかはわかりませんが、参考になれば幸いです。

モデリングの手順

立方体を作成してからこの立方体を必要な分だけ押し出し、ループカットとナイフツールで分割していき、スカルプトのGrab と Smooth を使いながら形を整え、大まかな形状を作っていくという感じのやり方で進めています。
まだまだ試行錯誤中ですが個人的にはこのやり方が一番トポロジーをキレイにまとめることができたので現在はこのアプローチで進めています
手と足を作るときの作業手順を個人的な備忘録としてまとめます。

手のモデリング

まずは立方体を作る


手のひらの筋肉はおおまかには以下の3つの筋肉があることに注目する

また、小指から人差し指にかけてアーチ状になっている
断面にしてみるとこんな感じだと思われる

小指側から側面を見ると常に中指辺りまで見える

中指と人差し指は高さが同じくらいだけど、
人差し指側の側面を見ると中指の関節まで見れるので中指が一番高いと思われる


以上のことからまず立方体をアーチ状に変形させます

低い方が小指側、高い方が中指となります。
人差し指は中指より少し低いので、高い方の面を Eキー で押し出して以下のような形にします

面選択モードにしてから面を選択して、Eキーで押し出し

まずは小指を作るので、Ctrl+R でループカット

面を選び押し出して指を作る

少し形を整える

指と指の間には水かきがあり、手を広げるときなどに伸びるので、この隙間の存在を考慮しつつ小指と同じ手順でループカット、押し出しで薬指を作る

人差し指から小指までは2つ関節があるので、各関節の節をエッジループでおおよその目処として長さを調節する

同じように中指、人差し指も作ります

指の長さ、幅などのバランス

指の長さ
中指が一番長く、次に薬指、人差し指、小指の順番
(薬指と人差し指の長さは個人差あるかも)

指の幅

  1. 第二関節~付け根

  2. 第一関節と第二関節

  3. 指先から第一関節

の順で少しずつ細くなっていく

人差し指、中指、薬指はほぼ同じくらい、小指は気持ち幅が狭め
(ただし極端に小指だけ幅を狭くすると違和感となるので中指を1.0とするなら小指は0.9くらい)

指の長さと手のひらのバランス

中指の指先~付け根の長さを基準にして、手のひらも同じくらいのサイズにするとバランスが良さそう

キッチリ中指1個分というわけではないのですが、大まかな目安として見ておくと良さそうです

手の甲側からみると水かきがあることがわかりますが、このことから指の間の部分は少し斜めになっていることがわかります

水かきから手の甲側にかけて斜めになっている


ということで指の間を少し斜めにするように調整します

次に、指に丸みを与えたいので、少しループカットで細分化します

少し関節に合わせて曲げたほうがそれっぽく見えるのでちょっと曲げてみる

水かきがちょっと広すぎるのでもう少し狭める

狭めた影響で辺が細くなったので一旦不要な辺を溶解することに


溶解して余った点を一点に結合する

各指は頂点グループにしておくとまとめて操作しやすくて良いです。
「データ」から追加して選択範囲を「割り当て」すると、その範囲をまた選択したいときに一発で選択できます

自分は第一関節、第二関節、全体を選択できるようにグループを分けています。
丸みはスカルプトモードにしてスムーズとかをかけると丸くすることができます。

人差し指まで同じ手順で形を整えました


手の甲側をもう少し細分化して形を整える


追記


記事を書き終わったあとにいろいろいじってたら親指まで作ったのですが、記事に全く書いていないのと親指の造形に違和感があるのでこの辺また別の記事で深堀りしつつ作りたいです




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