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中国発ハイテク電子タバコ「RELX」を試す

喫煙者である。このご時世、喫煙者というだけで石を投げられても仕方がないということはわかっているけれども、そこまで目を三角にしなくてもいいじゃないですか…と思うことはある。特に日本の路上喫煙禁止は厳しい。

海外の喫煙事情

中国はもとより喫煙者に対して寛容な文化だ。数年前から屋内禁煙条例が出て、かつてのデフォルト喫煙スペースだったオフィスビルの非常階段などはさすがにもう吸えなくなっているが、屋外は特に何も言われない。

他の国でも、わたしの知る限り、屋内は禁煙で、屋外はOKというのが標準のように思う。あの厳しいと言われているシンガポールですら、屋根さえないところならどこで吸ってもおとがめなしなのである。日本では飲食店での分煙とかややこしい議論になっているけれども、屋内はNG、屋外はOKと、シンプルにいかないものだろうか。

IQOSが入手できない!

わたしは数年前から普通のタバコはやめてIQOSに切り替えていた。当初はタオバオで買えたのが、当局の販売規制が入りすぐにダメになった。そのあとは日本からの出張者や旅行に行った同僚に買ってきてもらっていた。

で、今年になって人の往来が途絶え、むべなるかな、手持ちのIQOS在庫も尽きた。一部のダフ屋では売っているらしいがカートンあたり一万円を超えており、うーんもう「牡丹」とか「紅双喜」でも買うしかないか、と思っていたところに人からすすめられたのが、深圳発の電子タバコ「RELX(悦刻)」だった。

RELXを試してみた

ということで、さっそく試してみたので紹介したい。

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中国ハイテクのお約束、iPhone風パッケージ

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なかなかかっこいい

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カプセルが二個ついてくる

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装着するだけで準備完了。とても簡単。

初めての一口目はむせてしまった。わりとガツンとくる。

さて肝心のお味のほうだが、おいしい。油臭さもなく、メンソールはしっかり効いていて、多少のヤニクラもあり、ニコチンはしっかり入っていると感じる。いまいち吸った気がしなかったプルームテック(初代)と比べると満足度はかなり高い。

フレーバーが豊富

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果物、お茶、アイスなど、フレーバーのセレクションが一風変わっている。今後の基本チョイスは「薄荷」ということにして、試しに「香港レモンティー」「小豆アイスキャンディー」「スイカ」を追加で買ってみた。

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上が「薄荷」、下が「香港式檸檬茶」

レモンティーは、少し芳香剤ぽさが出てしまっている。

小豆アイスは、かなり忠実に小豆アイスだった。

意外だったのはスイカで、まったく期待していなかったのだけれど、アメリカで売っていたスイカガムのような味がして、なんとなく楽しくてついつい吸ってしまう。

周囲へのにおいはほとんどゼロといってよく、会議室で吸ってもばれないレベルだと思う。もちろん吸わないですよ。

しばらく使ってみた感想

カプセル一つが30元、約450円。これで500口吸えるそうなので、ふつうのタバコ(一本14口)に換算すると一箱あたり252円。そして二日で一箱くらいを吸っている感じ。コスパはかなり良くなった気がする。

飛行機に乗った時にカプセルからオイルが漏れてしまい、けっこうな甘い臭いを撒き散らした。気圧には弱いのかもしれない。搭乗時は漏れてもいいようにティッシュなどにくるんでおくとよいと思う。

カプセル終了のリマインド機能はない。オイルがなくなると焦げ臭い味がするからそれが替え時だよ、と店の人に言われていたが、確かに、だんだん味が薄くなるようなアナログな変化なく、ある一口から突然ものすごい焦げ臭い味になる。そのギャップが若干トラウマになり、吸い尽くす少しだけ直前を見極めてカプセルを替えてしまおうと思うのだけど、オイルがまだあるようなないような、目視してもはっきりとはわからないのが少し不便といえば不便である。

総合的には満足度はかなり高い。

最大の謎

公式サイトには、カプセルあたり約500口吸える、とある。ネットには「700も吸えた」とか「200しか吸えなかった」とか、様々な口コミがある。
これ、みんなどうやってカウントしてるんだろう?自分もやってみようと思って、朝7、午前11、昼8、、くらいまで頭の中で足していったところで、これは無理だと悟った。絶対に忘れる。
野鳥の会的なカウンターアプリを入れるしかなさそうであるが、さすがにこのためにということもないから、ほかにもポチポチとカウントしなければならないものが出てきたら入れよう。白酒何杯飲めるかなとか。


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