見出し画像

PCR検査と条件付き確率

みなさんこんにちは。

先日Twitterでは少し触れたのですが、日本の新型コロナウィルス(COVID-19)対策について、気になって調べたことを書き起こしておこうと思います。

僕らのような24時間365日介助監視が必要な人達にとって、今回のようなパンデミックが起きたときに一番心配な事とは何でしょうか?
家族からの密輸品が途絶えてお寿司やラーメンが食べられなくなること、ではなく、それは医療崩壊が起きることです。医師や看護師、看護助手がパンデミック対策に駆り出され、現状の介助監視のバランスが崩れるようなことになってしまうと、いざという時のリスクが非常に高まってしまう訳です。

日本の医療現場、世界的にみても踏ん張ってますよね。それはなぜか?いろいろと調べてみたんですけど、やっぱりPCR検査を必要最低限に押さえて、広く浅く国民全員に負担を分散させていることが奏功していることが大きいと僕は考えます。

PCR検査は100%正確に陰性陽性を判別出来るほど精度が高い訳でもなく(よくて8割程度の検知率、海外製はさらに低い)、検査自体もコストが大きいため、検査を増やすだけで医療機関への負担は計り知れないものがあります。

ここで、仮に1万人の中に100人の感染者がいる(陽性率1%)集団を考えると、PCR検査によって4つのグループに分けられることになります。
①ウィルス陽性→検査で陽性:80人
②ウィルス陽性→検査で陰性:20人
③ウィルス陰性→検査で陽性:1980人
④ウィルス陰性→検査で陰性:7820人

①③に分類された人達は医療機関もしくは隔離施設に送られる訳ですが、むやみやたらに検査数を増やすと、本来隔離の必要がない③の人達が爆発的に増えることとなり、欧米ではこれが原因で医療崩壊が発生しました。

日本では濃厚接触者や世界でも有数の保有率を誇るCTスキャン装置で重篤な肺炎の所見が見られる患者を中心に検査を行い、陽性率が高い(であろう)母集団に対して①を増やして③を減らす努力をしてきました。勿論このような方針にはデメリットも存在し、軽症患者は基本的にはPCR検査を受けられず、個々の努力によってウィルスと闘っている人が大勢いることを忘れてはいけません。 日本人全員の小さな努力を積み上げて、流行の第一波を乗り切ったのだと思います。

では何故未だに「検査数を増やせ!」と声高に叫ぶ人が多いのでしょうかね。
ここからは完全にフィクションですからね、フィクション。
それはきっと、某孫正義さんや某三木谷さんが海外から大量に(劣悪な)検査キットを調達してきたのに捌けないからじゃないですかね。
ソフトバンク楽天の思い通りにはさせないぞ!という西武ハムオリロッテの心の叫びでした。(どっちの意味だよ)

プロ野球の開幕が待ち遠しいですね。(締め方を完全に間違えている)

頂いたサポートは、クリエイターとしての活動費として使用させていただきます!