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【 レミニセンス 】 感想vol.049 @あべのアポロシネマ② 21/9/19

21/米/シネスコ/監督:リサ・ジョイ/脚本:リサ・ジョイ/撮影:ポール・キャメロン

なんか勘違いしていた。ノーラン作品なのだと思っていたが、クリストファーではなくて、弟のジョナサンが製作して、その細君であるリサ・ジョイが監督を務めた作品であった。気付いたのが遅かったがこれもまた運命。観賞致しました。

いやもう、ダメだ。全然分かんない。最近のSFって設定が難しすぎて話に入り込めない。画を観ていてもCGばっかで目がチカチカしちゃうし、どうしたもんでしょう。全然印象が残ってないし、感想の書きようがないのでお手上げ。

ストーリーについて。地球上の多くの都市は海面上昇により水没し、水路の発達した世界。レミニセンスという、人間の記憶に潜入し、その記憶を時空間に映像化するという技術が、ある種のカウンセリングとして行われている。そのエージェントを担う男が主人公。いつもの様に仕事をしていると、一人の女性が現れ、恋に落ちて行く。しかし、甘い生活も束の間。その女性は姿を消してしまう。女性を忘れられず、来る日も来る日も自身の記憶に潜る日々を送っていた男の元に、ある日検察から仕事の依頼が届く。それは、瀕死状態のギャング組織に所属する男の記憶に潜入し、その組織の実態と目的をつかむというものであった。記憶を辿る中で、男は行方不明になった女性の姿を見つける。それを手掛かりに男は、女性を探し出すために単身奔走する。レミニセンスを繰り返す中で、男はやがて、思いも寄らぬ事実へと辿りつくのであった。

という様な話であったと思う。うーん、何だろう。世界観に全然入っていけなかった。世界が水浸しになっている理由と記憶潜入というものが同一線上に上がってこない。水浸しだから意味がある様な件もなかったし。単にSF感を盛り立てたかっただけの装置なんだと思うが、これは『ブレードランナー』の酸性雨の雨へのオマージュなんだろうか。そういうディティールが備わっていれば頷けるが、いまいちよく分からない。

主演はヒュー・ジャックマンであったけれでも、別に彼じゃなくても良い様な気がする。じゃあ誰が?と問われても答えられないけれども。

本筋と関係ないのだけれども、レベッカ・ファーガソンがスリットの入った露出の高いゴージャスなドレスを着て、セクシャルアピールまんまんで歌っているっていうのは、外国人女性特有だなぁと思う。日本人だったら、「まあ、はしたない!」なんてなりかねない。いや、もうそんな人もいなくなったか。

観たタイミングもあったのかもしれないが、とにかく分かんなかったです。

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