心そのものが歳をとるまえに

心そのものが歳をとるまえに、身銭をきっていいものを食べたり、いい服を着たり、勉強に時間をかけたり、違う世界に飛び込んでみたりすることがすごく大切だから、無計画に貯蓄するよりはビジョンを定めて自己投資していくことが大切。 40代くらいの少しの貯蓄あるつまんない大人になっちゃダメだ。
放っておいたら、先延ばしにしていたら心が歳をとるのだ。一生で得られる幸せを最大化するには幸せを一番感じられるときに、幸せを感じる必要があり、そして心自体も老いないようにしなければならないのだ。諦めさえしなければ青春は続くし、後悔からくるこじらせたような歳のとり方をしてはいけない。
一度終わった青春を、老いてから取り戻そうとするこじらせた大人はきっと東京オリンピックが終わっても六本木のクラブで若い女の子に酒をおごりながら、説教くさい話をしながら、人生を過ごしていくんだろう。
大人にしか出来ないことと、若いから楽しめることを一緒に考えちゃダメだ。金と時間の問題じゃない。タイミングと目的の問題だ。時代時代をやりきってこそ見えることがあるし、それには自分がこの世界に何を遺したいのかはっきりさせる必要がある。若いうちにちゃんと考えておかなければならない。
たとえ、不老不死が実現しても、心は老いるんだ。

落合陽一

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