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Clubhouse、何がおもしろいの?

そもそもClubhouseとは

ここ最近急激に日本でも伸びを見せている音声SNS。アプリランキングでも名だたるアプリを抑えて一位になっています。

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詳しくは色々まとめてくださっているので以下の記事とか見てみるとわかりやすいかも。

Twitter、Instagram、Facebookなどの投稿を見てもClubhouseに溢れているし、紛れもなくこれは祭りだなと思ったので。
この瞬間を残すためにも、そして幸いこの祭りに比較的初期から参加できたのでいち早く考察を残したいと思って筆をとりました。

Clubhouseのおもしろいところ

【コンセプトのおもしさ】
・コメント欄がない
・UIUXイケてる
・マーケ戦略

【リスナーとしてのおもしろさ】
・プライベートとソーシャルのバランス感覚が俊逸
・芸能人、プチインフルエンサーと超距離近い
・皆さんが発信してるコンテンツが超魅力的

【発信者としてのおもしろさ】
・反応が見えない
・全く見知らぬ人とも繋がって話を聞ける可能性が比較的高い
・距離が空いちゃった友達、ヨッ友的な知り合いとつながる第三の選択肢

順に解説していきます。

【コンセプトのおもしろさ】

コメント欄がない

コメント欄がなくて雑多な広告やヘイトなコメントをみる必要がないってのはすごく心地よい体験。「あ、コメントっていらなかったんだ」て気づいた。

UIUXイケてる

シンプルで削ぎ落とされたUIUXが使いやすくてとても良き。最先端のデザインって感じ。音質もいいし、ワンタップで聞けてワンタップで抜けられる。

マーケ戦略

サービス的には招待制がうまくヒットして広まった印象。

一部の人が使い始めてシェアして広がる(芸能人、インフルエンサー含む)

興味持つ人が増える。

でも招待チケットの数がうまくコントロールされていて、招待枠の関係で全員が入れないから仲間外れにされている感覚を覚える人たちも増える。

それが更なる使いたい欲を喚起するから「招待してくれ!」「誰か招待を、、」というTweetに溢れてて、招待枠がメルカリなどで取引されると言う事案まで、、笑(2021年1月31日現在で招待枠は結構増えてるから登録者は多分爆増してるけど)


【リスナーとしてのおもしろさ】

プライベートとソーシャルのバランス感覚が俊逸

プライベートとソーシャルのバランス感覚が俊逸な印象。クローズドでやったらUIUXがいいLINE通話って感じになるし、オープントークでもいろんな人がいろんなテーマでおもしろそうな会話繰り広げているから、テレビのチャンネル変える感じでザーッと色々耳だけ傾けて世界に浸れる。友達は以下のように特徴を分析してた。笑

発信は著名人とかフォロワーが多い人がメインで、俺たち一般市民が配信するには仲間が必要+その話しに興味をもってくれるオーディエンスがいなきゃLINEのグループ通話になるって感じよね?
でもそのグループ通話毎にタイトルがつけられて、そのトピックで他人を惹き寄せるとこが新しいのか!グループ通話のスレッド化がイノベーションなのですね!!


芸能人、プチインフルエンサーと超距離近い

芸能人とかTwitterフォロワーが1万人超えてるようなプチインフルエンサーのベンチャー社長とかも積極的に使っているから、彼らの話をタダで聞けるのは超メリット。しかも、居酒屋で友達と話してるような会話を盗み聞きしてる感覚なので新鮮。何よりは、コンテンツによってはそういった有名人が質問を受け付けたりすることもあるので気軽に話せるチャンスがあったり、、!

クロちゃん


皆さんが発信してるコンテンツが超魅力的

上記に書いてるように、社長とかがビジネスについて語ってるような勉強になるような真面目なコンテンツも多いけど、友達が語ってるコンテンツに参加したり趣味の話を覗きに行ったり興味ある話を見に行ったり。実際にどんな部屋があるのかは見てもらったほうが早いと思うのでざっと貼ります。同時にこんなコンテンツたちが配信されているのです、、!個人的には、全然違う界隈の人達の話とかを覗きにいくのがすごくおもしろいなと思っております。

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【発信者としてのおもしろさ】

反応が見えない

実際に発信してみてこれは結構ドキドキだなと思った。意外と長く残ってくれていた人もいたから何かしらgiveできたのかな、、とは思いつつも反応が見えないから良くも悪くもおもしろいなと。
反応が見えない中で人が入っては抜けていくし、リスナーの人たちのプロフィールもわかるから「こんな人たちも見にきてくれてるのか!」となったり。フォローしてる人は上位に表示されるから友達が来るとすぐにわかるし。反応もコメントもないから、ついつい聞きにきてくれた友達に「今日の配信どうだった?」って聞きたくなる。笑


全く見知らぬ人とも繋がって話を聞ける可能性が比較的高い

ルームのタイトルなどを見て、意外と知らない人でも入ってきてくれるので、広がる可能性は全然ある。「誰が入っているかは外からでもわかるので、あの人が入ってるなら、、」って形で広がっていくこともあるなと。個人的にも、発信してみて全然知らない人でも意外と皆カジュアルに会話に入ってきてくれてすごく良い話聞けたりもあった。居酒屋で隣の人と盛り上がっていい話聞けたって感覚。

距離が空いちゃった友達、ヨッ友的な知り合いとつながる新たな選択肢

友達にも距離の近さが色々あると思っていて、ダンパー数っていう考えでは以下のように整理されてる。

第0階層:3~5人(危険な時に駆けつける、お金の相談をする、助けを乞う、秘密を打ち明けれるとても親密な友達)
第1階層:12~15人(月に1回程度会うような親密な友達。「シンパシーグループ」と呼ばれる)
第2階層:45~50人(距離のある友達)
第3階層:150人(友達の限界であるダンバー数)

(出典:https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/dunbars-number/)

友達と繋がりを保つ上で普段僕らはオフライン、オンラインの二つのチャネルを使い分けてる。感覚的に、第0階層、第1階層あたりとはオフラインで接点を取り続けるけど、第2階層あたり以降からは対面で時間をとって会うことは少なくて、人によってはLINEグループで絡んだり、たまにSNSの投稿で絡む程度だったりと距離がだんだん遠くなっていく。もともとそんなに親しくなかった人ももちろんいるけど、年を経るごとにだんだんそうなっていく人もいて。

距離が離れたら離れるほどリアルでは誘いづらくなるし、LINEするのもなんか違うけど、Clubhouseだったらサクッと誘えるのでは。って気がしている。てかむしろ部屋に入ってきてくれてそんな感じに発展する可能性があるってのはおもしろい。


最後に

米国では100億の調達も実現したClubhouse。

音声SNSの覇者となり、新しい時代をつくるのか、はたまた一過性の盛り上がりとしてトーンダウンしていくのか。その分岐点にいると思います。このムーブメントの最中にいるってのは非常に興味深いなと。

今後どういう展開になっていくのか注目したいですね、、!



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