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米国株式投資の真実を伝える [Vol.145]2024年6月3日配信


【人生を豊かにする日経の読み方】

社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。

参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。

1.マーケット振り返り(5月27日~5月31日)

<主要指数>
・NYダウ         -1.0%
・S&P500指数         -0.5%
・ナスダック総合指数     -1.1%

=駆け足バージョン=
休暇明けの火曜日にナスダック総合指数は史上最高値を更新しました。その後は、FRB高官の利下げに対する慎重姿勢などから金利が上昇して下落しました。PCE価格指数が予想の範囲内で金利は落ち着きましたが、株式市場は不安定な値動きが続きました。

=ちょっとだけ詳しく=
メモリアルデー休日明けの火曜日は2年債と5年債の入札不調を受けて金利が上昇しましたが、AI関連株に対する物色が続き、ナスダック総合指数は史上最高値を更新しました。

しかし、海外金利の上昇やFRB高官からの利下げに対する慎重な発言、および引き続き国債入札が不調だったことなどから金利上昇が続き、水曜日は幅広く売られました

木曜日発表の1-3月期の国内総生産(GDP)成長率が速報値から下方修正されて金利は落ち着きましたが、前日の決算発表が嫌気されたセールスフォースが急落して、続落となりました。

金曜日は、FRBが注目する個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想を下回ったことが好感されてNYダウは大幅に反発しましたが、ナスダック総合指数は小幅安となりました。

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