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今週のイベントと統計・決算発表

■ 今週のイベント
4月6日(月)
石油輸出国機構(OPEC)がロシアなど主要非加盟国とともに緊急会合を行い、市場安定について話し合う。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油価格は年初来、3月末まで70%近く下落した。
バイオ医薬品企業インサイト(INCY)がウェブキャストで、白斑患者を対象としたルキソリチニブ・クリームの臨床試験データについて説明を行う。
4月10日(金)
米国の株式・債券市場はグッド・フライデーの祝日で休場。

■ 今週の統計発表
4月6日(月)
全米不動産協会(NAR)が2月の中古住宅販売戸数を発表。エコノミストは、前月比1.3%減を予想(1月は5.2%増)。住宅市場は、新型コロナウイルス感染拡大前の堅調な経済の要因となっていた。
ダラス連銀が、3月のテキサス州製造業景況指数を発表。コンセンサス予想はマイナス9.5と、2月の1.2から大幅に低下。

4月7日(火)
米労働統計局が、2月の求人離職統計(JOLTS)を発表。コンセンサス予想では、2月末日の求人件数は680万件(1月は700万件)。
米連邦準備制度理事会(FRB)が2月の消費者信用残高を発表。2019年の残高はほぼ4兆2000億ドルで4.5%増となったが、5年平均の5.6%増は下回った。
オーストラリア準備銀行が政策金利発表。3月19日には、キャッシュ・レート誘導目標を過去最低の0.25%に引き下げ、1991年以来初となる景気後退を阻止する構えをとっている。

4月8日(水)
会員制量販店チェーンのコストコ・ホールセール(COST)が3月の売り上げを発表。

4月9日(木)
3月の卸売物価指数(PPI)発表。予想は0.3%低下(2月は0.6%低下)、食品とエネルギーを除くコア指数は0.1%上昇(2月は0.3%低下)。
4月4日の週までの新規失業保険申請件数発表。3月28日までの週は660万件と、2週連続で過去最多となっている。

4月10日(金)
3月の消費者物価指数発表。コンセンサス予想は前年同期比1.3%上昇(2月は2.3%上昇)。食品とエネルギーを除くコアCPIは、2月とほぼ同水準の2.4%上昇。
米財務省が3月の財政収支を発表。1500億ドルの財政赤字となる見込み。新型コロナウイルス対策予算を除いた2020年度(2020年9月に終了)の財政赤字は、1兆ドルを超えると見られていた。2020年度の赤字額は、2009年度の1兆4000億ドルを超えて過去最大となる可能性がある。

■ 今週の決算発表
3月30日(月)
半導体大手ブロードコム(AVGO)が年次株主総会を開催。

4月7日(火)
衣料品メーカーのリーバイ・ストラウス(LEVI)

4月9日(木)
文書・画像処理ソフト大手アドビ(ADBE)と総合化学品メーカーのダウ・インク(DOW)が年次株主総会を開催

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