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「ラウンドテーブル」個別銘柄紹介(後編)

年初のラウンドテーブルはBarron’sの最大企画だ。年に1度、ウォール街の投資の達人10人が一堂に会して各々の相場見通しを語り尽くす。コンファレンスは1月6日(月)終日をかけて実施された。先々週のマクロ見通し、先週の個別銘柄紹介(前編)に続き、今回は個別銘柄紹介(後編)をお届けする。

■ 参加者と所属

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■今回の銘柄を見て


先週より今週の出席者の方が紹介銘柄は面白いはず。そう思って眺めていたが、ここ数年のトレンドを踏まえると全ての紹介銘柄が魅力的に見えるわけではない。やはり「今年の米国市場には強気になれ」と言う方が不自然で、それが前提で銘柄を選んでいる。以下、簡単なコメントと投資の候補を選んでみた。

■アビー・コーエン


参天製薬(4536):もちろん彼女の銘柄ではなくゴールドマン・サックスのアナリストの推奨だ。しかしチャートを見る限り結構強い上昇トレンドを維持している。日本にも探せばこういう銘柄があるということだ。
L3ハリス・テクノロジーズ(LHX):これは面白そう。「年間の増収率は7~8%、増益率は17~18%と見込まれる。2桁台の増配も予想」なので投資候補に入れる。それ以外の銘柄はスキップ。

■トッド・アールステン


CMEグループ(CME):以前に投資したことがあって投げさせられたが、その後株価は大きく上昇。辛抱できる人なら長期で値幅がとれるのはないか?それ以外はパス。

■ マリオ・ガベリ


エアロジェット・ロケットダイン・ホールディングス(AJRD):これはどうだろうか。もう少し調査してみたい。
ネクステラ・エナジー・パートナーズ(NEP) :再生可能エネルギーにおける多大な投資機会がある。時価総額は4000億円に満たないが面白そうだ。

■ ソナル・デサイ


個人的には投資ユニバース(範疇)に入れてない分野をカバーしているのでスキップ。

■ スコット・ブラック


サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル(SAIC):レンジ内を上抜けるだけの材料があるのか?
ロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL):これもレンジ内の上限。景気減速の下でも業績上振れの可能性はあるのか?どうしても業績の変動、それにつれて株価も大きくぶれる銘柄だ。
ハーキュリーズ・キャピタル(HTGC) :事業開発会社(BDC)は我々にはブラックボックス。但し「担保付きの優先ローンで貸し付け」にそそられるのでさらに調査してみたい。

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