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朝妻物語 〜ナイアガラー必見動画!! あるいは追悼、フィル・スペクター(後編)

 再びの在宅勤務が始まった、本日の昼休みのこと。

 とんでもないYouTube動画を発見してしまった!!

 フジパシフィックミュージック(50代以上には旧社名「フジパシフィック音楽出版」のほうが通りがいいか)のオフィシャルチャンネルが公開している、

『朝妻一郎 たかなる心の歌』

 というシリーズだ。

 朝妻一郎先生はご存知のかたには耳にタコが出来るハナシで恐縮だが、同社創立時の社長を務め、音楽ディレクターやプロデューサー、さらには音楽評論家としても活躍されてきた、日本のポピュラー音楽における最重要人物のお一人だ。

 ことに俺を含む「ナイアガラー」と呼ばれる大瀧/大滝詠一師匠のコアなファンは絶対に知っておかなければならないこととして、第1期の「NIAGARA(ナイアガラ)」レーベルがいろいろあって休眠状態になり師匠が充電期間に入ったあと、起死回生捲土重来空前絶後なニッポンのポップス史上に燦然と輝く大名盤、

『A LONG VACATION』

 を制作するために師匠が籠《こ》もった当時のCBS・ソニー(現:ソニーミュージック)の信濃町スタジオの使用料金を、朝妻先生が1年以上にわたり個人のポケットマネーで支払っていたということだ。

 その、通称「ロンバケ」の頃のお話を朝妻先生が語られている動画がこちら。
(※ナイアガラーの皆さんは、この次に紹介する動画を先にご覧いただきたい)

 もうね、全俺が泣いた!!!

 上記で紹介したようなエピソードはいっさい語らず、ただただ相思相愛恋するおふたりのご関係ややりとりだけを語られているのが、これがまた粋というか紳士としか言いようがない。

 ぜひ、師匠と先生との出会いを語られているこちらの動画と併せてご覧いただきたい。

 あえて紹介を後回しにしたが先生が関わられたミュージシャンは、山下達郎、サザンオールスターズ、オフコース、そしておニャン子クラブやWinkなど限りない。

 このシリーズではポール・アンカやカーペンターズなど、先生がお好き(そしてまた我が『浪漫社』のママや俺も)なミュージシャンにも語られているようなので、第1回から順に観ていこうと思っている。

 予告されている第16回「恋するカレン」が、また死ぬほど楽しみでならない。


P.S.

 北山修先生と加藤和彦先生の『あの素晴しい愛をもう一度』について語られているこちらの動画も、必見だ。


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