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わたしの理想の生活。

気がついたら6月も後半になろうとしている。
臆病なわたしは世間が完全な自粛モードになる少し前から不要不急の外出を控え始めていて、1月末には人混みを避け、2月頃からは人と会う頻度を極端に減らし、3月以降は恐らくほぼ外出をしなくなっていたと思う。
これが正解だったのかどうかは全くもってわからないけれど、この数ヶ月がわたしにとって必要な時間だったんだろうなということはなんとなく感じている。
もうずっとたぶんわたしはちゃんとした生活をしたかったんだと思う(ちゃんとした生活の定義は人それぞれだろうけど)。
わたしにとってのちゃんとした生活とはざっくり言うと衣食住全てにおいて「規則正しい生活」を送ることである。
この「規則正しい生活」というものは簡単そうに見えて実に難しい。
わたしは昔から何事も形から入るタイプの人間で、例えばよくありがちな話だけど学生時代は試験勉強をするにあたりまず部屋を掃除して、部屋が整ったら今度は勉強のためのノートをきれいに作って・・・と、準備の作業がメインとなり気付けば勉強に充てる時間がなくなり後悔しながら試験当日を迎えるというのが毎度お決まりのパターンだった。
大人になるにつれ多少学習してマシにはなったものの、
人間、根本的な性格はそうそう簡単には変わらない。
わたしがちゃんとした生活、つまり「規則正しい生活」を送る為には「規則正しい生活」をするのにふさわしい生活空間を作る必要があったのだ。
部屋のせいにするのもどうかと思うけれど、わたしが少し前まで住んでいた部屋ではどう頑張ってもそれが出来なかった。
うまく言葉では説明できないけれど、たぶんわたしの持ち物の量、動き方、つまり生活スタイルがその部屋とはどうも相性が悪かったようだ。
結局悩みに悩んだ末、「部屋自体は好きだけど生活がうまくまわらないのは大問題だ!」と、今回二年更新のタイミングで引越しをすることにした。

そんなこんなでこの街に、この部屋に移り住んでからもうすぐ三ヶ月が経とうとしている。
引越してから一週間は人生初の外出自粛を慣れない街、空間で過ごすことにただただ毎日心細い気持ちでいっぱいいっぱいだったけど、
この部屋は陽当たり、風通し良好、なんとなくいい気が流れている気がしていて、生活空間が整い始めるとともにわたしの心細さもどこかへ消えていた。

一旦部屋が完成するも、やっぱり同線だとかを考えだすと必要なものも不要なものもどんどん出てくる。
幸い自粛生活でひたすら家にいるおかげで少しずつ少しずつ手放したり、取り入れたりを繰り返し、ここ最近、ようやく部屋がほぼ完成形に近づいてきた。

わたしは部屋が整うと心も整う。
逆も然り、心の状態が悪いとわかりやすく部屋も微妙になる笑。

まだまだ理想のちゃんとした生活とは程遠いけれど、
とりあえずほんの少しだけ、これまでよりはちゃんとした生活を送れていると思う。

ああ、なんだかうまく締められなくなってしまった。

とりあえず、そんな感じです。


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