今日の1枚 死神(Death)
忌み嫌われるこのカード、でも本当に?
これが今日のテーマ。死は本当に嫌がらなければならないのものだろうか。
13という数字であることもそうだけど、マルセイユ版はDEATHの文字すら書かれていない。
死神が愚者であること、また戦車の王、謎の女性など、タロットカード全体を通した1つの物語として登場する。その途中に「死」がある。ちなみに前のカードは「12 吊された男」、次のカードは「14 節制」。
途中で死があるということは
何かを終わらせるとか、何かが終わる、みたいな意識の中での「死」を想起させる。それを踏まえてのウエイト・スミス版。
この中にあなたはいますか?
ここに尽きる。踏み倒されたと感じるなら、下に寝転がっている人であり、悲しい気持ちになるなら、その状況を見て気絶する人。たぶん懇願している人のイメージはあまり持たれることはない。もちろん、破壊している印象があれば死神そのものだったりする。
死神の表情があるとすれば
そんなに悲哀の様子はない。そして、対話する場面もあることから、そこから状況は動く可能性も示唆している。背景を見ると、これから夜明けの様子であり、自体はそんなに悪くなるという感じもない。必ず訪れる終わりを表しているとすれば、今直面している状況において、どの立場で、どう終わらせるのかを想像するといい。想像の世界で、話が進む。その進ませる、というのもこのモチーフから読み取ることができる。
象徴としてすぐに不安になったり悲しくなるのではなく、図案を見て、そこから感じさせる何かを深めていくことが大切と教えてくれる。
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