マガジンのカバー画像

33
ごく稀に、詩を書きたい日もあるので、まとめておきたくて。実際に見た風景や心象風景を言葉にしてみています。(短歌もこちらに入れました)
運営しているクリエイター

#詩

染まる

とき色に染まりきらない筋雲が 空いっぱいに はるか はるか向こうまで広がっていくから 追い…

初夏に思う

たくましいこでまりに はかなさを求めたくなるのは 私の勝手なあこがれ 雨のしずくが きらめ…

47

ありがとう

イヤなこといっぱい言われた 泣かされたこといっぱいあった 圧倒的にいっぱい困らされた ほと…

60

ふと愛おしい私のnote仲間たち

空を見上げ 雨雲をうらめしく思い 仕事で落ち込み コーヒーで一息 深呼吸して 身体をほぐし…

はらはら

ざあと雨のように舞う オレンジや黄色の葉は 静かに降りしきる白い雪は 落ちたそこで やがて…

戻っては過ぎるをくり返す

歩くたびに 雪がクククと たえまなく 寒さを惜しむ音を 見やると そばには鳥の足あと 犬の…

詩を書く気もち

言葉にしない方がいい思いを どうしたらいいの ちょっと傾けたら こぼれそうな気持ちを どこに向けたらいいの ぱんぱんにふくれあがった つらさを 苦しさを 心細さを よろこびを うれしさを なつかしさを 泣きたい思いを 大好きな気持ちを ぱちーんとはじけさせたら うつわからあふれさせたら 自分がばかみたいで きっと誰かが傷ついて それを感じるのが つらくなっちゃうから わたしは時々詩を書くんだよ

別れる前夜はどうしても

明日かえる 前夜には寂しくなる 心配は少し減って 何とかやっていけそうだと信じられるけれど…

また会えるから

空港で 別れる二人の目が小さくなる みるみる赤くふちどってくるその目を ふりはらうように …

近づいたり離れたり

空に波打つ風が 秋だよって教えてくれる もう終わったんだ すぐに息があがりそうな めまい…

信じて話してくれた友だち

そんなふうにしっかり者のキミは 幼いころに 家族をささえていたなんて そんなふうに明るい陽…

大切な何かを誰もがもっている

なんて美しく つややかで まばゆいばかりで 目がくらむ なんてきめ細かく しずかで はなやか…

そのままでいいのにね

たった一人の愛情で 地球を考え たった一人の怒りが 次々に連鎖する ワタシだけの悲しみは …

またその景色をいつか見せてね

言葉は あおい時を過ぎているのに なかなか実にならない果実みたいに つたなくて 教えてほしいことがたくさんある いくつになっても おとなのふりをした私は ずっと心細い なのに たくさんの風景が 私の前から なくなってく キミの来ない ここで ふりそそいでくるような ゆたかな言葉の星くずを 全身で感じたい 星ふるその景色は いつのまにか ゆらゆらのぼる朝日を見せてくれる すとんと落ちる夕日を見せてくれる そしてハラハラする夜空を 浮かびつづける月を 濃紺の深い