世界でたった一人のアナタで、たった一人の私~母の月によせて~
このご時世で、両親が祖母に会えなくなっている。
なんて、この後つらつら思いを書いていたら、祖母が亡くなってしまった。
ここ数か月、ずいぶん弱っていると聞いていたので、覚悟や動揺は少し前からあった。
母と電話で話している時。
「祖母が何かと忘れる」話をしていた。夫だった祖父を忘れている。母が度々訪ねているのを忘れる。自分がついこの前ケガした事実を忘れる。そのうち自分の名前も忘れてしまった。
「私のこと、お姉さんて呼んだりする」も、母は前から言っていた。時々娘を思い