1stEPよりセルフライナーノーツ「嘘つきの本性」

お久しぶりです。カワサキウチュウです。

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カワサキウチュウ1stEP『宇宙をめぐる議論』
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さて、今回は1stEP「宇宙をめぐる議論」の三曲目となる「嘘つきの本性」について解説していきます。

この曲はコロナ渦となる数か月前に家で"即興で作曲してみる"という試みの中で誕生しました。というのも多くの作曲者が悩むことかも知れませんが、私は自身の課題である"作曲ペースが遅い"事を特に気にしていました。コードだけならいくらでも作れるものの、そこに自分らしさがなければその作品は残らない、そのことを懸念した私が出した結論は"自分の癖をあえて全開に出す"というものでした。

癖はうまく使えば、自分の特徴を生かしつつ、聞かせたいポイントも明確なものを作りやすい、そしてそれを即興でできたならいいこと尽くしだ!
といつも通り一人で盛り上がり、実際にやってみました。

そして数テイク録音したもののなかにあったのが今回の曲「噓つきの本性」のメインテーマでした。

私は未だにBluesが好きです。過去の曲でもその要素はある程度表現されているかとは思いますが、久しぶりにこの"癖"がうまく出てくれました。
昔のブルースでよくあるコード進行に今の自分の感覚をうまく混ぜ込んで、歌もリズミカルに、しかしリズムは昔のそれではなく現代のストレートなものにすることで、良い意味で古臭さを感じさせないようなものとなりました。歌がリズミカルなことで歌詞も展開を作りやすくなり、早々にこの曲は完成しました。結果、この"即興で作曲する"という取り組みは、いくつかの成果を残すこととなりました。そしてこれは次のセルフライナーノーツにもつながることとなります。

さて歌詞に関してですが、これまた韻を踏みながら意味を通していくことを念頭に書いていきました。私は自分によく嘘をつきます。なので自分語りになるわけですが、これは皆様にもある程度共感いただけることなのかもなと思いながら書きました。"嘘ついたら針千本飲ます"のが現実にあったら、その嘘が他人に対してか自分に対してかはさておき、ごく一部の人を除いてみんな穴だらけになるのではないかとか、ではその穴一つない正直者の人は別の理由で穴をあけられるのではないかとか。

嘘を上手く使えるようになりたいですね。自分にも他人にも。

「噓つきの本性」の解説は以上となります。
次回は「けものみち」について解説していきます。

最後までご覧いただきありがとうございました!
では次のセルフライナーノーツでお会いしましょう!

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