2023/02/01

 恋人とお付き合いを始めた日。今日で丁度二年半が過ぎようとしている。今まで様々な事があったが、何よりも今一番に思う事は一緒に居てくれてありがとうだ。

 今更全ての過去について、話すのは億劫なので良い部分だけを抽出させてもらおう。僕たちは当初三日に一回の頻度で会い、徐々に二日に一回、一日一回へと変化していった。gotoトラベルを駆使し二日に二回も増えていき、時には七日に七回を記録したりもした。
 僕が家を出て一緒に暮らし始めてからも、休日はほぼほぼ二人で過ごした。出逢った時からずっと一緒にいる。「もう隣にいなきゃおかしい」この言葉がしっくりくる。
 小刻みに記念日も祝い、その度に旅行に行ったり、高級なお寿司を食べたりした。それは幸せな毎日だ。仕事への多大なる活力にもなる。

 そういえば先日初めて職場に迎えに来てくれたな。込み上げる嬉しさよりも驚きが勝ってしまい、反応が少々ぎこちなくなった気がする。今改めて思うと大変嬉しいことだ。この事を再確認し、今日の仕事では浮き足立ってしまっているようだ。やけに音楽で気分が上がり、仕事の効率も上がる。急に実績が上がったら普段手を抜いていると思われるので少々改ざんした。

 その事は一旦隠蔽しておいて、今は遠方の雪国に日帰り旅行で来ている。やけに評価が高いスーパー銭湯に入り、高評価に納得して上がったところだ。アロマの岩盤浴、よく眠れる静かなリクライニングシート、体に良いと至る所に説明書きされている温泉。一番心を動かされたのは露天風呂だった。シンシンと振り続ける雪の中、温泉の湯気が立ち籠め、5m先の視界を奪う。風が吹き、視界が晴れる。木製の屋根と日本庭園風の庭が顕になる。至極神秘的な情景だった。不意に幸せを感じた。今まで温泉に入ることが幸せだと思うことはなかった。最近幸せについての本を読んだからだろうか。

 その本では幸せとは「自分の居場所が認められる事」「誰かのことを真剣に考える事」「今幸せだって自分で言える事」と記されていた。ここに記したものの、幸せについて語れるほどの考えを僕は持ち合わせていないから、自分の幸せはなんだろうか考えてみた。

 自分の幸せは「恋人の隣にいる事」だ。安直すぎるかな。たとえ嫌いな場所でも、この世の世界ではない所でも恋人が隣にいれば平気だと思う。というよりも恋人と幸せはセットのような気がする。どこに行っても何をしても二人が主役で毎日が幸せ。そんな毎日を送りたいと思っていたりする。

 お爺ちゃんお婆ちゃんになっても家で猫(今うちにいる猫達)を飼い、お散歩して、野球を観て、ドライブはできないかな。居酒屋さんで一緒にお酒も飲めたらいいな。あとは子供、孫も一緒になって正月に集まるような温かい家系を築きたいな。人生終焉間近の大きな夢だね。これからもよろしくね!

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