見出し画像

実際、プログラミングスクールってどうだったのか問題

この記事について

この記事はプログラミングスクール出身のエンジニアが、あのシステムは有効だったのかを振り返る記事です。

プロフィール

現在エンジニア歴4年目。28歳の時にメーカーをやめてプログラミングスクールに入り、ソフトウェアエンジニアとなりました。

プログラミングスクールに入ったきっかけ

院を卒業後、メーカーに新卒で就職しました。転職を考え始めたのは転勤というしばりが少しきついなと感じ始めたからです。

Web登場以前にCOBOLエンジニアだった親から日本企業のプログラマーに対する扱いを聞いていたので、ソフトウェアエンジニアになるのは慎重でした。ですが、自分の能力的に合っているんじゃないかということと、sionffさんのブログを拝見して頑張ればキャリア変更可能ではないかと考えたことから、目指しました。下記が当時読んだブログです。

当初は会社に在籍しながら下記の2冊を読んで転職を試みましたが、

箸にも棒にも引っ掛かりませんでした。このままでは数年かかる。そうするとすぐに30だ、という時間が溶けていく恐怖感から、会社を辞めてプログラミングスクールに通うことを決めました。sionffさんが実際にスクールを出てキャリアを築かれているということに勇気をいただいたのも理由の一つです。

プログラミングスクールは転職サポート付きのところを選びました。プログラミングスクールを出ても世間的にはほぼ未経験とみなされ、独力での転職は容易でないと考えたからです。

プログラミングスクールに入った感想

具体的な体験談はいっぱいあるので、そちらに譲ります。個人的には転職サポート付きという一点でお金を払った価値はあったと思っています。

  • 実務経験はないがフレームワークの使い方は理解していて雇うメリットがありますよと自分で伝えることの困難さ

  • 半分未経験な人間を受け入れる会社を探す労力

を解消してくれるからです。

プログラミングスクールを出てから

プログラミングスクールを出て、一社目は電力系テック企業に入社しました。当時はここしかない!とスクールの課題をすっ飛ばして入社課題をやってました。

偶然入社できた会社は、経験豊かな先輩と助けを呼びやすい環境で働きやすい職場でした。業務を通した学びだけでなく、Webエンジニアに必要な基本的な知識(セキュリティ・TCP/IP・フレームワークの仕組みなど)を学ぶ機会と時間がありました。

そこでキャリアをスタートできたことは運が良かったと思っています。もし、真逆のような環境だったら、今よりソフトウェアの知識がなくその後の転職ももっと苦労しただろうということは想像に難くありません。その時の同僚の書いたフレームワークに関する記事があるので、参考にどうぞ。

結局、プログラミングスクールはどうだったのか

プログラミングスクールの目的を「自分に合った会社(それ以後のキャリアが歩みやすくなる会社)へ入ること」と置くと、あのシステムは有効だと思っています。独力のみで未経験から違う業界に転職するのはやはり大変です。

ただ、ほぼ未経験の人にとってそういった開発の会社へ入るにはその時のスタートアップのエンジニア需要と供給の関係が一番大事だと肌で感じています。証拠はないのですが、僕が転職した2018年前半は2019年、2020年と比較してエンジニア需要が供給を上回っていたと思っています。(注) あと1年スクールに入るのが遅れていたら、満足する転職ができた自信はありません。同時期にスクールからエンジニア転職した友人達も同様の感想を持っています。

それくらいその時の一瞬の需要によって左右されるので、仕事を辞めてプログラミングスクールに入ることを容易にお勧めできません。仕事を続けながらスクールに入って、選択肢の一つとして探ってみるのがリスクリワードとして一番いい、というのが結論です。(とてもありきたりな結論ですね。。)

最後に

僕はたまたまキャリアチェンジをしてご飯が食べられるくらいになりましたが、それもたまたま一社目が良かったからだと思っています。この記事が今後エンジニア転職を考えられている方の参考になれば幸いです。

宣伝

今いる会社はこちらです。絶賛採用中です!


注: 若干会社の数が減ってるのを確認できる。https://initial.inc/enterprise/resources/japanstartupfinance2021


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?