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ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。  
方丈記/鴨長明

自分が認識している現代語訳があっているか、
さっき調べたという話は置いておいて。(古文の勉強もっとしとくんだった。)
本当にこの通りだなあと思うことが最近増えた。
時代は変わり、人やものは変わっていく。

カラスの大合唱が聞こえていた場所もその場所に大きなハコが出来る事で、夢や希望が叶い人々が熱狂する地へと変わる。
お母さん世代はおばあちゃん世代になっていく。
お墓の中の人も知っている人が増える。

自分には大好きな高校時代の部活メンバーがいる。
コロナ禍であった時代に一緒に青春を送った、戦友のような。
制限があった。出来ない事もあった。
それでも時は進む。
できたできない、苦しい状況、関係ない。
どの時代も1日は24時間で、1時間は60分、1分は60秒。
だから彼女らとの日々に、悔しさがあっても
彼女らとあのときと同じ状況で過ごすということはもうない。
時は進んだのだから。


「変わる」というのは少しさみしくて、でも楽しい。
変わっていくと孤独になることもある。
「嫌い」っていって離れるというよりは、
気がついたらフェードアウトしていく感覚。
でもその先でまた色々巡り逢うこともある。
あのときとは違う関係性で巡り逢うことがある。

「変わる」ということには誰かの時間や労力が投下されていることが多くあると最近読んだ。その通りだと思う。
だから変わった理由も知りたかったりする。

また君とどこかで逢えたら。

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