頭が良くなる方法・私たちはどこまで頭がいいのか

あなたや私は、もっと本当は頭がいいはずなのではないか。何かの力で本来の頭の良さをおさえつけられているのではないかと思います。そして、それを取り除き、自分の頭で考えられるようになる為の考察です。

よく、政治や世の中の流れについて話をすると、頭のいい政治家や偉い人がなんとかしてくるだろうという方向に持っていきたがる人がいる。それはただ単に楽観的な視点も大事だとか、そういう考え方ではないような気がする。自分は政治には疎いし、頭のいい人にしか難しいことを考える力は持たないのだと、そのように考えているようだ。

しかし、それは大きな間違いである。世の中で起きていることを見れば、ずる賢い人はいても、「なんとかしてくれる頭のいい人」というのはいないに等しいことがわかる。頭がいいからといって正しい使い方をするわけではないのだ。

ヘッジファンド、大手企業による買収や吸収合併、大恐慌、政治家の汚職、国家議員の居眠り、原発事故、放射能たれ流し、どこを見ても、頭のいい人がなんとかしてくるような状況は見当たらない。

それには理由がある。

愚民政策というのをご存知だろうか。教育や学問のレベルを下げて権力に歯向かう力をおさえつけておく、という政策のことだ。ゆとり教育というのが一時期話題になったが、典型的な愚民政策である。

ところがここで疑問が生じる。

この資本主義社会、グローバル社会において愚民政策を実行すればどんなことになるか。国の生産力は下がり、国際的な競争力は減退する。技術力は下がり、外貨を稼ぐどころではなくむしり取られてしまう。

つまり、愚民政策というのは国益にならないどころか、滅ぼしてしまう。ではなぜそれが実行されてしまったのだろうか?

日本の政府が国益の為に働いていないからだ。

国益ではない。それは誰の為?
アメリカや中国、その他の外資系、多国籍企業の為である。

日本という国は第二次世界大戦で負けてから、アメリカの提示する秩序のなかで経済発展を遂げてきた。しかし、あまりにも強くなり過ぎては困る。それで愚民政策。

…と私は以前までは思っていた。

どうやら違うらしい。

アメリカ政府もまた、国益の為に働かない組織のようだ。それは崩壊した医療体制(日本の医療の未来とも言われる)から伺える。

医療破産というのを聞いたことがあるだろうか?アメリカでは医療保険制度がめちゃくちゃな為に高額な医療費を払わなければいけない。また、入る保険によって処方される薬までもが制限される。そしてその保険料は高額だ。全ては保険会社と製薬会社、そしてアメリカ政府がぐるになって絞り取るシステムだ。よって、貧困層は病気になっても医者にかかれず、あるいはニセ医者に騙されて死んでしまう。

また、アメリカという国が戦争ばかりしてきたことも国益の為に働かない根拠の一つだ。戦争というのは莫大な資金と人的資源を消費する。軍事費、それから武器、そして兵隊だ。兵隊というのは本来なら働いて富を生み出し、経済を活性化させるはずだった人達だ。
つまり、国全体ではマイナスにも関わらず、強硬に各地で武力による衝突を起こしている。ベトナム戦争や湾岸戦争、数えたらきりがない。石油とか冷戦は言い訳に過ぎない。石油がもうかっても石油会社が儲かるだけだ。冷戦は元々大国同士が衝突するのはコストだから、関係ない国に戦争させようというコンセプトのはず。武器会社が西にも東にもついていて最初からヤラセだ。だからどうとでもできる。

つまり、戦争をして儲けるのは石油会社、武器会社、枯れ葉剤をまくような科学薬品の会社ということになる。ちなみに、モンサント社(現、バイエル社)はベトナム戦争で枯れ葉剤を作った。そんな会社が存続していることすら謎である。

彼らの為にアメリカは動く。アメリカ国民でさえいくら死んでもかまわない。

それがアメリカ政府と言えるだろうか?

そして、世界の大国ですらそのような状況なのだから、他の国は言わずもがな、である。

このグローバル化の時代において、国対国の単位で考えることはできない。

各国にまたがって、戦争や医療体制の崩壊を引き起こし利益をむさぼる団体が存在すると考えるのが妥当だ。

愚民政策というのは日本の為ではない。彼らの為だ。政治の問題は難しい、宗教の問題はややこしい、そういう理由で考えることを放棄してもらうことは世界の統治に都合がいいのだ。

私達が本来の頭の良さを発揮できない理由はわかった。自信をなくし、頭が良くないと思い込ませる為の教育システムが出来上がっているからだ。
だが、そんなこと可能なのか?あまりにも壮大で規模がデカイ。洗脳とか言うとオカルトっぽいし。

さて、そういうわけで、まだ疑問が残る。
世界をまたにかけて利益をむさぼる組織が存在するのは理解できても、その動機や人物像、具体的な背景がわからない。

世界一の大富豪やその仲間達は本当にお金の為に動いているのだろうか?

すでに天文学的な数字の金を手にしているにも関わらず、これ以上何を欲するのだろう?

そもそも、働かずに大金を手に入れて一生遊んで暮らしたいと思ったらここまで世界規模の悪事を働かなくてもよい。政治家の汚職程度の小さな悪事でも充分な遊ぶ金を手に入れることができる。

つまり、お金によって自分の幸せや利益を手に入れることは彼らの目的ではない。自分以外の何かの為に動いている。そこまで天文学的な金額を集めつづけなければいけない理由があるのだ。

愉快犯?

可能性としては低い。サイコパスだけをある組織に引き入れて集めることは可能だとしても、◯◯◯フェラー財団など、何世代にもわたって計画を持続させられる理由は?
サイコパスだけの一族などあり得る?人間の遺伝子は複雑で、常にサイコパスの子どもだけを産み続けることは不可能に近い。メンデルの遺伝で赤いエンドウ豆だけを作り続けることが不可能なように、一族の中には優しい人もサイコパスも同じように生まれる可能性がある。

つまり、優しい人だろうが、サイコパスだろうが、同じように悪事にてを染めてそれを当然のことだと思い込ませる必要が出てくる。

ズバリ、洗脳である。

オウム真理教事件などは日本人の記憶に新しいが、洗脳の力は恐ろしい。何度も同じことを言い聞かせるとか、辛い体験をさせて条件付けを行い、特定の物事を考えなくさせるというものだ。
条件付けはご存知の方もいるが、犬に餌をやる時に鈴を鳴らすことを続けると、餌をやらずに鈴を鳴らしただけで犬はよだれをたらすようになる。

人間にも同じことができる。ターゲットが友達を作ろうとしたら電気ショックを与えるとか食事を抜くとか罰を与える。それを繰り返すとターゲットは友達を作ろうとは思わなくなる。それどころか、友達という概念を嫌悪するようになる。これが条件付けの力だ。一見なんの関わりのないことに関わりを見いださせる為に様々な脅迫観念を植え付けて信じさせることはカルト教団の常套手段である。

つまり、世界規模で、しかも個人の利益や幸せには何も関係のない天文学的な数字で金融、経済、政治に介入する人達はカルト教団の信者である。そう断言できる。彼らが所有する資産は、個人の幸せに必要な金額はとうに越えているのだから、個人の幸せではなく、カルト教団の教えの為に行動しているのだ。

それならば、洗脳などいとも簡単な容易いこと。彼らの十八番である。

インターネットやマスメディアを活用し、人々に重要なことを何も考えないように仕向けることは充分に実現可能なのだ。

本題に戻る。

カルト教団、そして洗脳のメソッドが実在することこそが、「本当は私達はもっと賢いはずなのに、何も考えないように仕向けられているのではないか」という根拠である。事実、ゆとり教育やテレビ業界のワイドショーなど、愚民政策はすでに行われてきたのだから。

このような洗脳(軽度のものかも知れないが)から解けるには時間がかかる。自分が持つ様々な脅迫観念を見つけて自覚すること。それから、「自分は頭が悪いから」とかそういう考えを捨てることだ。

また、自分には知識が無いからと、恐れないこと。カルト教団には様々な戒律があり、ルールがある。よりたくさんのルールを学習して適応していく者が高い地位を手にすることができる。だが、頭の良さとはそういうものだろうか?例えば辞書を完璧に一字一句記憶できる人がいたとしてなんの役に立つだろうか?辞書があれば充分だ。役に立つとすれば辞書を忘れてきてしまった時ぐらいだ。

本当の賢さとは問題解決能力。これにつきる。
難解で複雑な呪文や、思想や哲学の論理展開、知識量など無に等しい。それを生きることに生かせないなら賢くはない。人間とは生き物だ。生きる為の力として発達したのが脳という臓器だ。

問題解決能力こそ本当の賢さだ。
世の中の問題、政治、宗教、考えればわからないということはない。その上で、勉強することや知識を増やすことは助けにはなるだろう。だが、逆はない。もっと勉強してから考えようと言うのは無理な相談だ。例えいくら勉強しても、誰かが用意したものの考え方をなぞるだけになる。

大丈夫、できる。

本当ならば、あなたはもっと賢いはずなのだから。

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