CO2削減・現代社会にはびこる有害な毒

突然ですが地球環境のために人類は滅びた方がいいと思いますか?私はそうは思いません。理由は単純。まず、自分が死にたくないし、周りの人にも死んで欲しくないからです。

仮に人類が滅びた方がいいと思っていたら、そのように思い続けながら何となく生きていくよりは、スッパリと自分が死ぬか生きるかを決めるでしょう。中途半端に人類滅びろ、と思いながら生きていくのは私ならごめんですね。反出生主義になったりテロリストになったりはしないです。思想に寄りかかって生きるよりは、人類は生き残る、自分も生き残るって決めてできることをやってた方が絶対に前向きな成果を残せるはずです。

それか、もう環境問題など考えずに、なにも考えずに自分や自分の周りの人のことだけを考えてた方がよっぽどいいと思います。

いつからでしょうか?学校などで環境教育が始まったのは。公害問題や地球温暖化、オゾン層の破壊、CO2の削減について教わります。そして人類の課題として、問題意識を持つように促されるのです。

私はそのような教育や宣伝に対して違和感を感じています。ここでは環境問題の取り扱われかたに対して、アンチテーゼを示します。

「地球温暖化問題は宗教である」

そもそも諸説はあります。地球は氷期と間氷期を繰り返していて温暖化は歴史の中ではちょっとした誤差に過ぎない、と考える人もいるし、むしろこれから地球は寒冷化するのだから温室効果は好都合だという説。そもそも気体の温室効果だけを考慮して気温の上昇を説明することは無意味ではないか、という意見。なにしろ、気温の上昇には様々な要因が絡んでいて、その一つが温室効果ですからね。

私は研究者じゃないので二酸化炭素やメタンの持つ温室効果に対して完全に否定するのではありません。しかし環境問題の取り扱われかたには問題があると思います。「人間が環境を破壊するせいで地球が壊れていく」「地球に人間は必要ない。」「人間は悪い」そういう原罪のような意識を過剰に植え付けています。

そのせいでしょうか、環境問題について話題にすると拒絶反応を示したり、「しょうがないじゃん!自分が生きてるあいだだけ大丈夫ならいいじゃん!」と開き直ろうとする人が現れました。あるいは環境について考えるなんて馬鹿馬鹿しいと一蹴。あるいは、「うんうん、早く人間滅びたらいいのにね」と、ダークな方向へ同調する人もいます。

これでは、誰も幸せになりません。誰かを犠牲にして、なにかを犠牲にしてでも二酸化炭素の排出量を減らすべき、という立場の人がいたら当然、犠牲にされる側の人からは反発が出るでしょう。また、罪の意識を植えつけて相手をコントロールしようとしても、拒絶する人は当然います。逆にその思想にのめり込みすぎて自己や他人に害を与え続ける人もいます。なぜこんなことが起こるかと言うとこれは宗教だからです。

宗教にもいろいろあるんですが、「原罪」という概念は特に気をつけるべきです。

昔むかし、楽園でアダムとイブ暮らしていました。2人は神様に食べてはいけないと言われていた知恵の実を食べてしまいました。それに気づいた神様はアダムとイブを楽園から追放して厳しい現実の待っている荒れ野へと追いやったのです。

これが原罪です。全人類に対して強制的に罪を植え付けます。「あなたたちの先祖は罪を犯した。だから世の中に苦しみがあるのだ」と。そして罪から救われたければ神へ祈りなさい、と誘導するわけです。

地球温暖化問題は強制的に全人類に罪を被せる原罪です。「救われたければ寄付をしなさい」「救われたければ二酸化炭素を減らしなさい」「救われたければ化石燃料をあきらめて原子力発電に切り替えなさい」「高い電気代でも我慢しなさい」と、どんどん要求が過剰になっていくのです。

でも待ってください。温室効果ガスについて学説は諸説あります。今一般的になってる説が正しいとは限らないんです。それなのに、こんなセコい宗教みたいなやり方で環境問題を謳う人たちが、地球を救ってくれるでしょうか?何か騙そうとしてるんじゃないかと、まずは疑ってみるべきではないでしょうか。

もちろん、地球環境を考えることはいいことです。しかし、誰かの生きる意欲を奪ったたり、環境のためと言って法外なお金をむしり取っていいことにはなりません。

良いことを言ってるから大勢の人が動く。良いことを言ってるからお金が集まる。悪事をはたらくには都合が良すぎます。良いことを言ってる人には気をつけましょう。

もしも、地球のために自分が死ななければならないと感じたのなら、落ち着いて考えましょう。「生きることから開放されたい」という気持ちがまず先で、理由は後付けにすぎません。諸説ある中でよくわかりもしないのに自分の学説だけが正しいばかりに「正義」を振りかざす学者のためにあなたの人生を決めてはなりません。

冒頭で述べたように、生きると決めたならちゃんと生きましょう。

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