話数単位で選ぶ、2021年TVアニメ10選
ゲキドル
Stage.4 「バースディ・パーティー」
2021年のアニメオブザイヤーといえばゲキドルだろう。BSフジで日曜深夜1時30分からと高難易度の放映時間だったが、視聴したごく一部のアニメファンからは高い評価を得ている。私はこの1年ポスト・ゲキドルアニメを探してアニメを視聴するはめになった。
4話では主人公せりあの誕生日、世界同時都市消失の日の出来事をチラ見せしつつ、当のせりあはクレイジーレズに迫られほだされそうになったところを回避するもロボの洗脳電波を受けるという悲惨な目に合う。兎に角毎回謎が謎を呼ぶ展開が誠に魅力的であり、このまま謎が解けないでくれと当時は祈って見ていたものである。
裏世界ピクニック
第1話 くねくねハンティング
都市伝説とか怪異をテーマにした女子大生2名によるバディ物だ。対照的な2名がウィットに富んだ会話をして怪異をぶっ倒していくので実質MIB。ただ、オッサンを見せられても困るので女の子がやった方が得である。深夜に見たいアニメだ。
PUI PUI モルカー
第5話 プイプイレーシング
癒しアニメ。PUIPUIとツイートするだけで楽しい気分になれる処方箋不要の医薬品。モルカーの足の部分にタイヤのような物が装着されているが特に回転することは無いので初見時は驚いた。5話についてはモルカーのかわいさと楽しさだけを表した回といえよう。
スーパーカブ
#11 遠い春
HONDAのスーパーカブを手に入れた少女が無双する話。11話では友達のチャリちゃんが川に落ちる衝撃展開から始まる。小熊氏の中では救急車よりスーパーカブの方が優れているというヒエラルキーが成立している為、単身救出に向かうのであった。冒頭で救出してしまう為、残りは日常パートとなるがチャリを事故で失って悲しそうなチャリちゃんが可愛い。
のんのんびより のんすとっぷ
第5話 ものすごいものを作った
夏休みに特に思い出のない少年時代を過ごしてしまった私だが、のんのんびよりの夏のエピソードにはどこか懐かしい感情を生む力がある。一年を通じた様々なエピソードが用意されているが、やはり夏が良い。都会のコンクリートから反射された暑さではなく、田舎のどこか爽やかさを感じる夏は人類の想い描く理想郷のひとつなのだろう。
この5話について登場人物こそ特に夏らしいことをしている訳ではないが、メカこまぐるみが夏の風景の中をそれなりに大冒険するのが見所だ。Aパートと対になるBは怪談要素もあるので夏にぴったりだ。
Vivy -Fluorite Eye's Song-
4. Ensemble for Polaris -私たちの約束-
説明不要なアニメVivy!歌を歌う用のAIディーバちゃんは007さながら宇宙ホテルへ従業員として潜入することとなる。姉妹製品や人間、テロリストとの触れ合いからディーバは成長し世界の危機を救う使命と向き合っていくのであった。
人間離れしたロボットカンフーが要チェックポイント。あまり深いことを考えずに見た方が楽しめるだろう。
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
第12話 母親
家出JKと生活していたリーマンの吉田はJKの実家に乗り込んで行くと母親にガチギレされる。当然だと思う。私だって親ならキレるだろう。しかし母親とJKには確執があり、JKが逆ギレして応戦し母親はさらにキレることで対抗、吉田は土下座を行う。
昼ドラが謎のワイド番組に食われて終了した近年においてアニメが重要な役割を果たす可能性が見られる。OPとED主題歌は共に爽やかな明るい曲で、まるで良作を見たかのような錯覚に陥ってしまう。
世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
4. 女神の計画
世界最高の暗殺者が異世界に転生し、暗殺貴族の世子ルーグとして育てられている。御多分に漏れずチート級の戦闘能力を得たルーグは口減らしの為に家を出された少女と出会う。
「―――ベーコンと同じだな」
正直なところパンツが見えるという理由で視聴していたのだが、ルーグが急に意味不明なことを言い出したので評価が急上昇↑した。この前段で冬の備えとしてベーコンを作るという話があり、冬の食糧難の為に口減らしされた少女と照らし合わせた台詞なのだが、女の子を目の前にして急にベーコンとか言い出したように見える為まるで将棋だな。
この回には出てこないがCV上田麗奈のヒロインが破滅的にかわいいのでポイント高。
ひぐらしのなく頃に卒
15. 神楽し編 其の四
[終]
業が始まった時はアニメ化して何をやるんだろうと思ったものだが、業・卒と終わってから考えてみるとやはり何をやってたんだろうかと思う。北条の叔父であるところの鉄平がループの影響で沙都子への当たりがMAX改善されるのが見物であった。
本最終話に関しては沙都子と梨花ちゃんがオニガリノなんちゃら~で刺されると存在が消滅してしまうので、拳で殴り合うことで解決した。ちょくちょく絵柄が変わるのもエキセントリックでいいんじゃないかな。
プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~
12. PRIDE OF ORANGE
[終]
アイスホッケー描写には真面目に取り組んでいる為、教材のようなアニメになってしまっているのが残念。敵チームが負けそうになってギスギスし始めたせいで自分の人間関係と重なって辛い気持ちになってしまった。OPをはじめ、動きが素晴らしいので1度は見て貰いたい。女の子が可愛く、ライブシーンは出来が良い。