MINAMISについて

今年の集大成となるであろうMINAMISの渋谷クラブクアトロ公演まで残り6日となった。

1年は長いようで短い。今日はクアトロ公演を決めた日のことを少し話したいと思う。

今からちょうど1年前の2020年12月9日だったかな。それまでもメンバーと『来年クアトロでやってみる?』なんて話をしたことがあったが、イメージができていなかったのか反応はいまいち。2020年12月12日のLa.mamaのワンマンライブの日も迫っていた。

当時は今よりもコロナの影響も大きく(その後2021年1月から長い緊急事態宣言期間となる)、全国からLa.mamaのワンマンに来ることができない方々から払い戻しの便りが届いていた。

一人一人チケットと一緒に手紙を入れてくださっていて、目を通す度になんとも言えない気持ちや、どうすることもできない無力さを感じた。

MINAMISのリハーサルに足を運ぶと、凄まじい熱量とモチベーションで音を鳴らしていた。先のことはわからないが、音楽に触れる機会を作ることはできる。それが自分にできることだということを再確認し、気付いたら関係各所に連絡をしていた。道筋が見えた気がしたんだ。

メンバーに内緒にしていたことは申し訳なく思っている。マネジメントとして有るまじき行為だとも思う。

ただ、メンバーには目の前のこと、La.mamaのワンマンライブに集中してほしかった。リハーサルで集中した良い音を鳴らしていたから。

もうメンバーと出会ってから8年になる。あっという間だ。

南雲は出会った頃は落ち着きのない人で、そんな落ち着きのない人は踏ん張ることを覚えた。大きく、より高く羽ばたくための準備を怠らず、自分のものにした。

高坂と篠原はそれぞれに頭でっかちで融通がきかない人たちだったが、何度も何度も話し合いを重ね合い、ぶつかり合い、少しずつできることを増やしていった。時間をかけて身に付けたものは決して裏切ることはない。

出会った頃のはむざはふわふわしていてパンケーキみたいだったが、この1年で大事なものを見つけられたと思う。勘がいい人なので、のめり込めば込むほど力を付けていくだろう。

先のことはどうなるかわからない。保証も何もない。

ただ一つだけ言えるのは、1mmの怠惰もなく準備をし続けていること。歓喜の瞬間を信じて。6日後に素晴らしい景色が広がることを信じてやまない。


2021/12/16(木) 渋谷クラブクアトロ

MINAMIS ONE-MAN LIVE 2021

OPEN18:45/START19:30

TICKET ¥3,000+D

チケットはこちらから!

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