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CEOブログVol,2 『循環ツアーへご案内いたします』ecommitのオンラインクルーズ(視察会)

ブログ時間確保!

1週間の出来事を伝えていく週報的な役割でスタートしたブログの第二回目。今週も怒涛の一週間でしたがどうにか時間確保!(現在土曜日の11:30ですが、このブログの他にアライアンス関連の資料作成がまだ2件残ってる…)

毎日毎日本当に色々なことが起きるので一週間の出来事全てを書くことはできないので(本当は書きたい!)沢山あるトピックの中から特に印象に残ったものをお伝えしていきたいと思います。

今回はecommitのオンラインクルーズ(視察会)について

コロナ禍でお客様へ当社事業所を案内することが難しくなってしまい暫く経ちますが、『対面が無理ならいっその事オンライン視察会にしよう!それなら全国のお客様をご案内できる!』そんな一言から始まったecommitの全国の拠点を中継で繋いで事業内容やシステムの概要について臨場感もってLIVE配信する『ecommitオンラインクルーズ』ですが、この春に始めて今回で4回目。ピンチの中で生まれたアイデアは、今では当社の重要な営業活動の柱となりました。

3つの価値を最大化するオンラインクルーズとは?

この取り組みを始めてからまだ半年程度ですが、今まで本当にたくさんの企業、大学、自治体、学生、官公庁の方々にご参加いただきました。今回の第4回でも誰もが知るような大企業複数社と日頃よりお取引のあるパートナー企業、お世話になっている大学の先生や4月に入社が決まっている大学生など多くの方にご参加いただきました。
こんな鹿児島の地方に本拠地を置く小さなベンチャーに、全国多数の方が興味を持っていただき本当に有難い限りです。

オンラインクルーズ実施の目的

このオンラインクルーズの目的はecommitが大切にしているブランドコンセプトを社内外にしっかり伝え、結果的に3つの価値を最大化することです。

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ブランドコンセプトはMINING&TELLING『捨てられている価値を発掘し次の方にとどける、一連の流れを可視化し、ちゃんと伝える』です。ここについては色々と書きたいこともあるのでどこかでまた紹介させていただければと思います。
なので、今日はecommitが最大化する『3つの価値』について少し解説します。
一つ目は何と言っても環境価値(社会価値)、二つ目に経済価値(持続可能性)、三つ目に共感価値になります。

環境価値(社会価値)

これは案外わかりやすく、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を駆使して、ごみになるモノを減らすことで、焼却処分や埋め立て処分などで発生するCO2 を抑制することや、集まってきたリサイクル品をメーカーや原料商社のパートナーへ引き渡し、少しでも天然資源の利用を抑えることで直接的に環境負荷低減に貢献することで生まれる価値です。
当社のサービスをご利用いただいたお客様へ、単純に廃棄してしまった場合に発生するCO2とリユースなどによって発生するCO2を比較してどれくらい削減できたかを数値化する『環境負荷低減レポート』を発行し、その貢献度合いを可視化しています。(いつか自動的に累積値がWEBにアップできるようにシステム設計したい!)

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このオンラインクルーズを通して一社でも多くの企業様にサービスを知ってもらい、導入していただくことで、さらにこの価値を高めていきたいと考えています。


経済価値(持続可能性)

続いて経済価値。個人的にはここもめっちゃ重要。つまりは収益性や利益についてです。もちろん優先順位は環境価値だけど、これがないと長くは続かないし、ボランタリーではスケールせず、本当に世の中を変えるほどのインパクトにはならないと考えています
SDGsの浸透やESG投資の加速など、『環境ビジネス=儲からない、環境ビジネス=ボランティア』というようなイメージは大分薄くなってきているとは思うものの、未だに『環境保全を謳って儲けるのは悪』といったようなことを感じているお客さまや、利益を上げることにどこか後ろめたさのようなものを感じている事業者の方もいらっしゃいます。
そんな時僕は声を大にして言いたい!『堂々と儲けましょう!』と。
表面的なエコやSDGsを打ち出して、実は環境負荷に繋がっている最悪なケースも多々見かけますが(これはマジで一番最悪なヤツ。しかも結構沢山ある)、僕らの事業は確実に世の中に役立っています。貢献度をしっかり数値化して可視化・公開しつつ、お客さまのコストも下げる、もしくは売上向上に貢献する⇒しかもちゃんと儲かる。⇒儲かったお金でさらに環境負荷低減に貢献するビジネスを開発し拡大をし続ける。

僕らの事業規模が大きくなればなるほど地球環境が良くなる

という好循環をこれからも加速させるための一手としてこのオンラインクルーズを今後も開催していきたいと考えています。まだ4回の開催なのでこれからデータを分析していく予定ではありますが、既に参加いただいた企業の約6割が何かしらビジネスにつながるという結果も見えてきており、ほかにもチャーンレート(サービスの解約率)が下がる、採用確度が上がるなど様々な効果があると感じています。


共感価値(エコミットのファンを増やす)

最後に共感価値。ここまでご紹介してきた二つの価値の重要さはなんとなく伝わったのではないかと思いますが、実はオンラインクルーズでの最大の目的はここにあります。
オンラインクルーズの企画はブランディングチームが行いますが、それぞれの発表の内容やカメラワーク、当日の撮影調整など、本当に多くのメンバーが力を合わせてつくられています。特にプレゼンターのメンバーは実際に現場で紹介する作業の担当者なので自分の発表にとても魂がこめられています。
何度も練習するなかで微修正を繰り返し、自分が日頃業務を行う上で大切にしていることをいかにお客様に伝えられるかを追及した発表は、本当に見る人に感動を与えます。
実際にお客様からのアンケートでは技術や事業ビジョンに対する感想よりも、メンバーの真摯な姿勢を評価いただける内容が多くあります。

また、もう一つ大事なこととして、メンバー自身の変化があります。
ただでさえ日頃から忙しいメンバーにとって、自分の仕事以外にこのオンラインクルーズの準備や練習を行うのは本当に大変なことです。
正直、初めは明らかに嫌々やっていたメンバーもいたのですが、あらためて自分たちが行っている仕事がどのように人や世の中の役に立っているのか?と自問自答しながらプレゼン内容を考えたり、部署横断的に他のメンバーと一緒になって取り組むことで段々と本気になっていき、さらには当日お客様に発表し、沢山の質問をいただいたり、アンケートで自分たちの取り組みを褒めていただいたり、さらには自分たちの取り組みの結果、直接仕事につながることで、いつの間にか共感が高まっていくのです。

オンラインクルーズを通してecommitのファンを増やす。日頃はどうしてもブランディングや営業などが表に出て、事業部やシステムチームのメンバーは裏方に徹していることが多いのですが、この事業部・システムチームこそがモノの循環を最前線で支える当社のCOREです。今後も実際に現場で循環に携わってくれているメンバーをフォーカスし、外へ発信していくことで自分たちの仕事への誇りを高めることで、先ずは自分たちが圧倒的なecommitファンになり、一人でも多くのファンを増やしていける存在になってほしい考えています。

人、そして文化こそが最大の競争優位性

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※写真は会議の後の撮影会にて。(タイミング全然あってないし(笑))

投資家や金融機関に対する自社の紹介をするときに『ecommitの強みはデータベースから逆算した目利き力と、独自開発のシステムです。』と言うようにしているのですが、同時にいつも心の中で『あとはなんと言っても最高の仲間です』と言っています。(抽象的な表現を嫌う方も多いので敢えて口にはだしません)
確かに、職人作業だった査定や選別作業などを可視化し、再現性のある仕組みにしたこと、そして作業を圧倒的に効率化し可視化するためのシステムは、今のところ他社に負けない自信がありますし、今後も重点的に投資を行うことで圧倒的差別化を図れると思っています。
ただ、それを実現していくのに最重要なのはやっぱり『人と文化』です。
どれだけ工夫して作った仕組みでも大資本や豊富な人材を抱えている企業に真似されてしまう可能性はやはりあります。ただ、この『人や文化』は決して真似できない唯一無二のものです。人や文化…めちゃくちゃ抽象的で形に見えるものではありませんが、だからこそ真似できない。まだまだ途上ではありますが、この今後も文化を育んでいくことで最強のチームにしていきたいと考えています。
このecommitの文化についてもいつか詳しく書ければと思っています。(超絶長くなると思いますw)

今後の展望

ここまで紹介していきたecommitオンラインクルーズですが、現在は完全招待制のため皆さんをご案内することが出来ません。(ごめんなさい!)
ただ、短縮版のCMは近々SNSなどでアップされると思いますので多少なりとも雰囲気が伝われば幸いです。

今後はこのオンラインクルーズ、さらにバージョンアップをしていきます。
今はまだecommitの事業所やシステムを紹介するだけなのですが、ecommitの取り組みに共感し、一緒になって循環の仕組みづくりに参加してくれている企業や団体様も増えてきており、どの企業も環境経営を掲げている大先輩ばかりで本当に素晴らしい企業ばかりです。
今度は少しずつオンラインクルーズを通してそのような素晴らしい企業さまとの取組みを紹介することで、さらに共感してくれる仲間を増やし、ムーブメント的に世の中へ広げ、気付いたら日本全国、いや世界中で環境負荷低減に貢献しているネットワークにしていきたいと考えています。

いつかきっと一般のお客様へもご案内できる時がくると思いますのでその際はぜひこのecommit オンラインクルーズにご参加いただけますと幸いです。

今日も最後までお付き合いいただき有難うございました。


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