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稲妻お竜

「修学旅行での思い出の重要なパーツのうちの一つが正座をさせられたこと」

なんてことは、前回書きました。

特に覚えているのが小学校の修学旅行。
私の学年には、違うクラスの担任だけど、とても美人の先生がいた。小学生の私から見ても美人だなと思ってたくらいで、周りの大人もみんなそう言ってたので、たぶん相当美人だったんだと思う。そして、今でもその名前を覚えてる。中田先生。

ところが、その中田先生の怖いのなんの。
怒ったら、もうみんなが震え上がるくらい怖かった。

そして、その中田先生についたあだ名が「稲妻お竜」

たぶん、当時やってた時代劇の役名だったんじゃないかと思う。
美人だけど怒ったらカミナリが・・・ってところからついたんだろう。

そんな中田先生がいた我が学年の修学旅行。
当然のことながら、消灯・就寝時間が決まってた訳だけど、ウキウキ修学旅行なんだから、同じ部屋の友達とはいつまでも遊んだり話したりしてたい。

先生の見回りを警戒しながら、消灯時間を過ぎても盛り上がっていた我々。時々、誰かが廊下を覗いて、見回りが来てないかをチェックしながら大騒ぎ。

すると、誰かがドアからこっそり廊下を見たら、よりによって中田先生が見回りに。

「やばい、稲妻お竜が来た。みんな布団をかぶれ」

と言った時には既に部屋のドアが開いていた。

かくして、同部屋の我々5人は廊下に正座と相成りました。

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