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Macbook で Space Verification failed エラーが出てロジックボード交換した話

Macbook 12インチは、いまの Apple 製品ラインナップから消えてしまった 1kg 未満の軽量ノートで、都内でも海外でも、いつでも持ち歩いて愛用しています。2016年製なので、もう丸4年。このところ「⚠バッテーリーの交換修理」の warning が出ていたけど、18V あれば充電できてモバイルバッテリでも動くので、問題なく使えています。今回、故障して

・661-04881 Top Case with Keyboard, Silver
・661-04855 Bottom Case with Battery, Silver
・661-04733 Logic Board, 1.2GHz, 512 GB, ETSI

の3部品を交換しました。液晶部分を除く Macbook の下半身を全交換したようなものか。真新しくなった Macbook 12 インチを、まだしばらく愛用できそうです☺。Apple の素晴らしいサポートに感謝です。また次も Apple 製品を買いたくなった信者です。

<要点>

1.Apple Diagnostics ではすべての診断を行えない。(fsck しない)
2.fsck や diskutil ではすべての修復を行えない。(パーティション破損)
3.Apple サポート最強。とても丁寧な応対。めちゃくちゃ速い。

Apple Diagnostics 

ある日、打ち合わせが終わると突然 Macbook が不調になりました。OS は普通に起動するんだけど、数分で停止してしまう症状。それでも数分間は使えるので、急げば細かなデータのバックアップも取れたのは幸い。(ほとんどのデータは Dropbox/OneDrive/git にあるのでバックアップ不要)

起動時に「D」キーを押して Apple Diagnostics に診断してもらうと、やはりバッテーリーを交換すべしと出ます。もはや年貢の納め時かと Apple サポートに連絡し、修理を依頼しました。発送した翌日には修理が完了して、さらにその翌日には戻ってきました。本当に素晴らしいスピード対応に感謝です!

しかし、症状は変わらず。バッテリの問題ではなかった模様…。Apple Diagnostics は万能ではなかった。そこで OS から入れ直そうと、⌘+R でリカバリモード(macOS 復元)や、⌘+option+R のインターネットリカバリーを試すも、インストールを開始できずに止まってしまいます。

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ディスクユーティリティもドライブを認識せずに「ディスクを読み込み中」のまま停止。ps をみると、mount コマンドが止まっているらしい。一晩待っても、ディスクのマウントができていないみたい。

fsck - Space Verification failed.

つぎに ⌘+S シングルユーザモードで fsck を試すと、こちらもエラーが出て修復できず。Retina で文字が小さすぎて読みにくい。w

localhsot:/ root# fsck -fy
   (snip)
disk1: device error
fd_dev_read:359: blknum 0xdf699 size 1, error 83
error: error (83) getting clb 13 bltmap 49 @ 915097 on device 0
   Space Verification failed.
** The volume /dev/rdisk1s1 could not be verified completely.

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fsck が修復できないならパーティション情報が壊れているのかと、パーティションを消すことにします。diskutil コマンドをいろいろ試すが、ボリュームもコンテナも削除できない。こちらも途中で止まってしまいます。
(くるくる回ったまま終わらない)

diskutil apfs deleteVolume /dev/disk2s1

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diskutil apfs deleteContainer -force disk0s2

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Apple サポート最強

もう一度、Apple サポートに電話で相談したところ、いろいろ試した結果、ジーニアスバーでの相談をオススメされました。Apple ストア表参道に行って相談すると、再修理・ロジックボード交換になりました。

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写真は受取時。ロジックボード交換で、無事に直りました。話題のウイルスによる影響で、Apple ストア休業直前の最終日。店内にはお客さんがいなかった。

(備考)時系列整理

2月26日(水)
とつぜん Macbook が停止。再起動しても数分で止まる状態。
Apple Diagnostics の診断ではバッテーリーの交換修理と出る。

2月27日(木)
Apple サポートにチャットで修理を相談。
チャットでは解決せずに、電話で修理を依頼。

2月28日(金)
クロネコヤマトが集荷に来てくれる。

2月29日(土)
センターに到着して修理(パーツ交換)完了。即日、返送される。速い!

3月 1日(日)
自宅に到着する。しかし、事象は解決していなかった。

3月 5日(木)
fsck するとエラーが出るので、Apple サポートに電話で相談。各種手順を教えてもらうが解決せず。Genius Bar での相談をオススメされる。

3月 6日(金)
Apple ストア表参道の Genius Bar を予約して、修理を依頼。ロジックボード交換になる。

3月 7日(土)
修理完了の連絡 TEL。

3月15日(日)?
話題のウイルスの影響で、Apple ストアも全店休業。修理受け取り待ちの人は救済策で17日まで受取可能との電話連絡が来た。

3月17日(火)
Apple ストア表参道で受け取る。3週間ぶりに Macbook が使えるようになった!

3月18日(水)
新しい Macbook Air 13 インチが発表される。もうちょっと修理が遅かったら、新機種を買うところだった間一髪。安くなって速くなって良さそうだけど、それでも Macbook 12 インチの方が 3mm 薄くて、幅・奥行きも 2cm くらい狭くて、400g 近く軽い。12 インチが最高だよ!(でも、もはや後継機種が出なそうな雰囲気なのが悲しい😢)

(余談)
修理期間中は、昔に使っていた 2012年の初代 Retina の Macbook Pro 13インチを久しぶりに出してきて、代替機として使っていました。もう8年前の機種なのに、Catalina が使えて、各アプリもまあまあ実用的な速度で動いてくれて驚きました。

あれ? そういえば、2012年製、2016年製の機種を買っていたなら、次は今年2020年製の機種を買うはずだったのかな?

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