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テントに雨樋をつける効果は絶大

 普通雨のときは朝市を開催しないので雨対策ってあまり多くないのですが、以前は雨でもやっていたので昔はカイゼンをしていました。
 
 その中でも秀逸なもののひとつに雨樋があります。朝市では6mかける3mのテントを連結しておこなっています。テントの下は完璧に雨をしのげるのですが、問題は間です。屋根型の屋根をしたテントは水が屋根をつたってしたにおちてきます。連結部分は2つの屋根が合わさって、そこに水が当然ですがボタボタ落ちてきます。そこを通るとき、またはそこに物を置くときに確実に濡れてしまうんです。
 
 それをカバーするのが雨樋です。雨樋を3mに切ったものを長さの違うs 字フックでつりさげるのですテントとテントの間に。長さが違うのを使う理由は傾斜をつけるためです。これで確実に雨を受け流すことができるのです。
 
 これはおよそ10年前に行われたカイゼンですが、実は昨日雨の中サッカーの観客席としてテントを並べたときにその雨樋を使いました。あらためてその性能の凄さと、機能的なうるまいに感動したので書いています。
 
 これは、10年くらい前に雨でもオープンデパートを開催しようぜってなったときに雨が降り、そのときはテントの間から雨が垂れるなんて想像もできず、雨が降った一回目は厚手のゴミ袋をきってつなげて養生テープで傾斜をつけて手製の雨樋で対応したのです。
 
 あたりまえがこれがものすごく難しく、傾斜がつかなすぎてたまったり水の重さでテープが剥がれたりで、溜まった水が一気に落ちて商品が濡れてしまうという惨事も起きました。
 
 その後の反省会でこの発想を誰かがし、どうつけるかについてs字フックのアイデアがでてこの樋システムが完成し、今にいたります。
 
 先ほども書いたように、もう雨で朝市を開催することがないので、これはしばらく封印されていたのですが、常設の能登和倉温泉屋台村で使い、また昨日のサッカーで使い(サッカーは雨でもやる)何年ぶりかで目にし、おお、おれたちすごいやんってなり感動しました。このシステムを目にする人は例外なく、これはすごい、ムサシさんやりますねと言ってくれます。
 
 このように過去のカイゼンに思いを馳せながら、やっぱりカイゼンは大事だと感慨にふけっている日曜日の朝でございます。
 
 これ書くと友だちの一人が、いや操さん、これはカイゼン違うでと言ってくれるので待つことにします。
 
 雨のサッカーにきてこのシステムをぜひ見に来てください。それだけの価値がこれにはある。

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