見出し画像

「安倍前総理の虚偽答弁」考

安倍前総理の「桜を見る会」前夜祭の収支報告書未記入に関して、
謝罪をしたようである。
その行動に関する考察をする

<<目次>>

・目次
・はじめに
・取り上げる記事
・虚偽答弁の賛否
・みんなって誰?
・安倍氏は無罪?
・野党、検察、マスコミが行うべき事
・まとめ

<<はじめに>>

このマガジンは、
「情報の大切さと、怖さ」
を理解してもらうべく、執筆している。
毎回、記事冒頭に、批判覚悟で訴える。
・「情報はすべての行動の基本になる」
・「考えることなく、情報を鵜呑みにしたら、知的生物ではない」

コロナ禍で露呈した、マスメディアと視聴者の関係、情報の大切さを考察する。

<<取り上げる記事>>

いつもの如く、記事を引用する。
やたらと記事が多かったので、無作為抽出をした。
例によって、番組を視ていないので誤解がある場合がある事を述べておく。

片山善博氏、安倍前首相の虚偽答弁118回に「時の総理大臣としておかしいんじゃないかと、みんな思ってますよ」
スポーツ報知 2020年12月25日(金)  13:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/de7db958acb23103dd1df07ff42ed1770e5541e2
安倍氏が衆院議員辞職や自民党離党は否定。東京地検特捜部も嫌疑不十分で同氏を不起訴としたことについて、コメンテーターで出演の前鳥取県知事・片山善博氏(68)は「今回、目に余るのは、あんな国会で堂々と結果的にウソをついてますよねってこと。時の総理大臣としておかしいんじゃないかと、みんな思ってますよ」と、安倍氏の118回に及んだ国会での虚偽答弁をバッサリ。

 「略式起訴でいったんケジメはつけるけれども、後は国会できちんと始末をつけて下さいよってメッセージが検察から発せられているんだろうと思います」と続けていた。

<<虚偽答弁の賛否>>

国会で、野党の質問により「それは事実ではない」と答弁をしていたようである。
筆者は、そんな所に興味は無いので意識はしていなかった。
どこの暇人か、この回数を数えていた様である。

して、これは「虚偽答弁」なのかを考察する。
安倍前総理が不足分の負担、収支報告書への未記入を知っていれば、明らかに「虚偽答弁」である。
しかし、経理担当の秘書が虚偽の報告をしていたのならば、これを虚偽答弁とするのは明らかに間違いだ。これは、結果として虚偽になっただけである。

断っておくが、監督不行きの面まで否定するつもりは無い。

野党に関して言えば、この秘書こそ国会招致して追及するべきであろう。
ただ、一部マスコミなどは「罪を被せるために、嘘を言わせている」とか言い続けそうで不毛ではあるが。

前鳥取県知事・片山善博氏の言は、結果論であり的を射ていない。
安倍前総理は知りうる真実を話しているからだ。
(安倍前総理の言を信じるならだが)

<<みんなって誰?>>

同じく、前鳥取県知事・片山善博氏の言にて、「みんな思ってますよ」。
このみんなとは、誰を指しているのだろうか?
少なくとも、筆者は先にも述べたが、嘘を言っているとは思っていない。
全国民と言わないだけまだ、「マシ」ではあるが。

人は、集団で生活する生き物である。
本能的に、集団から外れる事を危惧する。
この番組を視ていて、「この片山はバカ言っているよ」と流せる人はまだ良い。
しかし、潜在的に弱い人は、
「みんなが言っている(思っている)ということは、自分が間違っているのかもしれない。安倍は悪い首相だったんだ」
と思う可能性が大である。

故に、マスコミや著名人は発言に気を付けてもらいたいのである。

<<安倍氏は無罪?>>

少なくとも、検察が立件せず、秘書の略式起訴で終わったのであれば無罪である。
これ以上でも、これ以下でもない。
これを否定したら、法治国家の瓦解である。

ここで、注目するのは以下3点の内、真実がどれかであろう。
1:安倍氏は秘書に確認を取ったが、嘘の報告を受けた。
2:安倍氏は秘書の嘘を鵜呑みで信じていた。
3:安倍氏は全てを知っていた。

「1:」では、安倍氏に罪は無い。あっても、秘書の監督不行き程度であろう。仮にも一国の首相。そんな些末な事を気にしている様では却って心配だ。
三国志の諸葛孔明は、鞭打ちの刑以外は全て目を通してから実行させていたという。しかし、ここまで必要なのだろうか?
その程度の事も任せられない度量の低さ(周りを信じていない)は、国民としては不幸である。

「2:」では、安倍氏は怠慢である。責められるはそこであろう。
しかし、「1:」同様であると思う。

「3:」は問題である。
こちらは、明らかに「虚偽答弁」だからである。

<<野党、検察、マスコミが行うべき事>>

野党は、まずは身の潔白を証明すべきであろう。
政治資金規正法に反したパーティーなどは行っていないのだろうか?
嘘の報告を疑いもせず、国会等で発表しなかったのか?

少なくとも、鳩山、菅時代にはもっとひどい事が行われていたように記憶している。また、Youtubeにて、日本の巡視船に中国漁船がぶつかった動画が流れたときの仙石(字は違うかも)長官の発言は正しかったのか?

検察は、この様な情報がリークされた事を真摯に反省すべきで、
リーク者を処罰するべきである。
取り締まる側の情報がマスコミに駄々洩れとは危なさを感じえない。
もっとも、少ないエサをまき、大きな物を隠そうとしている高等手段ならば先の言を謝罪する。

マスコミも、偏向は止めるべきである。
事実を述べることは、国民の知る権利として十分プラスになっている。
しかし、この片山氏の様な発言を公共電波を使って流すのならば、その反対意見も調べ、流すべきである。
明らかに、今の日本は情報リテラシーが弱い。
特に既得の新聞・テレビの情報を鵜呑みで信じ、疑う事を知らない、お人好し(危機感を持たない)も多い。

<<まとめ>>

安倍前総理の答弁が、実質的に虚偽であったのは事実である。
しかし、だからと言って安倍氏の責任かどうかは、秘書とのやりとりを裏どりする必要があり、それから酷評すべきである。

中途半端な正義心で、公共の電波を使い偏向にて、情報弱者を煽るのは罪以外の何物でもない。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?