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ネット民の知性レベルを知る方法

<<目次>>

・はじめに
・記事のきっかけ
・例
・まとめ

<<はじめに>>

このマガジンは、
情報の大切さと、怖さ
を理解してもらうべく、執筆しています。

毎回、記事冒頭に、批判覚悟で訴えます。
・「情報はすべての行動の基本になる
・「考えることなく、情報を鵜呑みにしたら、知的生物ではない
コロナ禍で露呈した、マスメディアと視聴者の関係、情報の大切さを考察します。

<<記事のきっかけ>>

ヤフーニュースにはコメントを書き込める記事があります。
時々、書かせていただいていますが・・・
知性レベルの目安を書きたいと思います。

<<例>>

1:全員、一人もいない

この手の文言を書く人は、知性レベルが0に等しいと言っても過言ではないでしょう。
例えば、
「内閣を支持している人は一人もいない」
という発言があったとします。
少なくとも、内閣支持率が0%でも、統計や四捨五入などの数値の補正で一人もいないという、論理は成り立ちません。

極端な言い方ですが、
・他の、特に反対の意見を調べる調査能力がない
・反対意見を見聞きしても、頭に残らない
・自分の考えが全世界の考えと同じと信じている
と頭の悪さを自ら露呈しています。

2:○○が言っていたから

ファクターXの存在を提起した、ノーベル賞を受賞した山中博士。
他にも、ノーベル賞を受賞した本庶博士が言っていたから正しい。
「ノーベル賞を受賞した○○先生が言っていたのだから正しい。お前みたいな素人が、何を言う」
と、よく書かれました。

確かに、私は素人です。しかし、だからと言って本当に間違っているのか?
両博士の発言は絶対に正しいのか?

指標として、素人と受賞歴のある人間では差があるのは理解できます。しかし、だからと言って絶対というのは有り得ません。
山中博士が新型コロナのサイトを立ち上げています。
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html

現在は提言はありませんが、当初5つの提言が行われていました。
https://web.archive.org/web/20200401013103/https://www.covid19-yamanaka.com/cont6/main.html
この提言3:徹底的な検査(提言2の実行が前提)

これまでわが国は、無症状や軽症の感染者の急増による医療崩壊を恐れ、PCR検査を限定的にしか行ってきませんでした。しかし、提言2が実行されれば、その心配は回避できます。また、このままでは医療感染者への2次感染が急増し、医療崩壊がかえって加速されます。自分が感染していることに気づかないと、家族や他の人への2次感染のリスクが高まります。また感染者数を過小評価すると、厳格な対策への協力を得ることが難しくなります。ドライブスルー検査などでPCR検査体制を拡充し、今の10倍、20倍の検査体制を大至急作るべきです。
中国、韓国、イタリヤ、アメリカで出来て、日本で出来ない理由はありません。

ここで、冒頭にて
「これまでわが国は、無症状や軽症の感染者の急増による医療崩壊を恐れ、PCR検査を限定的にしか行ってきませんでした。」
と書かれています。
その様な憶測は以前からネット等で騒がれていましたが、厚生労働省をはじめ、政府・公的機関は発表していません。

山中博士が政府の機関の顧問などをしていて、会議に出席していたのであれば一次情報ではあります。
しかし、顧問や相談を受けたといった情報が見受けられない以上、ネット情報や現状からの推測で発信した事になります。
(私が見落としている可能性はあります)

テレビに出ている専門科をはじめ、ノーベル賞を受賞した博士でも推測で発言している証明です。
故に、「○○だから正しい、素人だから間違っている」というのは短絡的な思考でしかありません。
念のために言いますが、だから専門家は信じられない。素人の意見は正しいと言うつもりはありません。素人より専門家の方が圧倒的に正しい意見は多いでしょう。しかし多角的に見よう、自分で考え様という意見です。

<<まとめ>>

「すべて、全員、一人もいない」
「○○が言っていたから」
と書き相手を批判するネットユーザは知的レベルが低いと考えるべきでしょう。

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