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政治家が「マスコミ情報」にて動く

安倍前首相が、国会の招致に応じる意見を出した。
これを報じるメディアを検証する。

・はじめに
・音喜多議員のYoutubeチャンネル
・音喜多駿議員の動画
・マスコミ報道
・記事の信憑性
・情報発信者の責任
・まとめ

<<はじめに>>

このマガジンは、
「情報の大切さと、怖さ」
を理解してもらうべく、執筆している。
毎回、記事冒頭に、批判覚悟で訴える。
・「情報はすべての行動の基本になる」
・「考えることなく、情報を鵜呑みにしたら、知的生物ではない」

コロナ禍で露呈した、マスメディアと視聴者の関係、情報の大切さを考察する。

<<音喜多議員のYoutubeチャンネル>>

日本維新の会に所属する参議院議員、音喜多駿氏。
彼の運営するYoutubeチャンネル「音喜多駿のブイログV-LOG!」
https://www.youtube.com/c/%E9%9F%B3%E5%96%9C%E5%A4%9A%E9%A7%BF%E3%81%AE%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%B0VLOG/featured

フォロワー数:約2万
1動画当たりの再生数:1,000~数万
音喜多駿氏や維新の会の考えを約10分程度の動画にまとめて、毎日配信している。

筆者の趣味にも合っていて、割と中立な意見が多い。
(的外れな所もあるが)

<<音喜多駿議員の動画>>

キャプチャ「安倍前総理不起訴報道 検察のリーク? 胡散臭すぎて耐えられない政界特有の一連の流れ」
タイトル「安倍前総理に不起訴報道。検察のリーク?流れるような展開に感じる政界の耐えられない胡散臭さ」
2020年12月19日
https://youtu.be/bI03mMF62d0

概要として、
「読売やNHKの報道は、検察がリークした情報であるだろう」
「情報のリークは、国家公務員の守秘義務違反に当たる」
「菅内閣の支持率低下の浮揚策として、安倍前首相の国会招致」
「早めの幕引きを謀りたい、与党の思惑」
「国民が気持ちが釈然としない、この様な流れを止めたい」
と言うのが趣旨である。

<<マスコミ報道>>

どこのマスコミ情報がベースになったかは不明だが、
検索を行ってみると、次の様な事にまとまりそうだ。

2020年12月18日に安倍前首相が
「検察の捜査が終わった後に誠実に対応したい」
と言っている。
与野党では、説明責任があると記者に話す。
また、与党内では「二階・菅勢力の安倍潰し」との声も出ている。

興味深いのが朝鮮日報の日本語記事。
割と冷静に分析していると思う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/74c8563ea56d2f0d1c7657dae9e2ff783159e9fd

この件で、多くの自民党関係者が出ているが、実際に名前を見たのは
「佐藤勉総務会長」
朝日新聞デジタル  2020年12月18日
「安倍前首相、年内にも国会で説明か 与党は幕引きを急ぐ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f80aabfdad7a72e9576d7d01b8db7a0f517cc87e

自民党の佐藤勉総務会長は18日の記者会見で「安倍氏にしっかりと説明責任を果たしていただくことではないか」と話した。

<<記事の信憑性>>

先日、テレビ朝日が2020年12月17日誤報を出し、それをYoutube「一月万冊」が取り上げた事を記事にした。
https://note.com/kawamurakeigo/n/n1a27de296d2f

その翌日、18日に安倍前首相が
「検察の捜査終了後、国会招致に応じる」
と答えた以外の事実は不明である。

先に、朝日新聞が「複数の自民党幹部によりますと」と書き、
誤報とした記事がある。
実際に記事に名前が出ていない関係者は実物なのか。
これすら怪しく思えてしまう。
※朝日新聞が、政府から圧力(電波使用権の剥奪等)を受けての誤報発言なのだろうか?

本日(2020年12月20日)の共同通信の記事にて
以下の様な、自民党幹部の声も聞こえている。
「安倍前首相の証人喚問に否定的 森山氏、公開は「今後の話」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6868f307a89e8130edbe9e90a92ee53f3a0407e2

自民党の森山裕国対委員長は20日、「桜を見る会」前夜の夕食会費用補填疑惑を巡る安倍晋三前首相の国会招致に関し、野党側が求める証人喚問に否定的な考えを示した。熊本市で記者団の質問に対し「全くなじまない」と答えた。

<<情報発信者の責任>>

情報の発信には、十分な責任が付きまとう。
筆者の様な「にわか考察者」と「大手メディア、政治家、専門家」では信頼性も読まれる回数も桁違いに低い。
別にこれを否定するつもりはない。

しかし、今回の音喜多議員の動画はどうであろうか。
あたかも、自民党と政府と検察の陰謀論と捉えかねない発言である。
その情報を大手メディアから拾って流しているのは、支持率の低い野党と同族に見えてしまう(SNSの発言を民意とする、無知な政治家しかり)。

「政府と自民党の幕引きを謀るための一連の流れ」
裏でどのような駆け引きがあったかは関係者以外は知らない。
もちろん、音喜多氏が関わっている事は無いだろう。
よって、本当かもしれないし、嘘かもしれない。
発信力のある政治家だからこそ、慎重に発言してもらいたいのである。

<<まとめ>>

筆者としては、現与党の支持ではない。
しかし、民主系、社会系、共産系よりは信頼を置いている。
なんだかんだ問題を起こしつつも、ここまで国を引っ張ってきているのだから、それなりの功績を讃える気持ちもある。

橋下氏が立ち上げた維新は、最初はうさん臭さを感じていた。
あまりにも、橋下氏の弁舌が巧みが故である。
しかし、現在は維新も代替わりし頑張っていると思っている。
若手の音喜多議員には頑張ってもらい、与党を脅かし、与野党で切磋琢磨。国を良い方に導いてもらいたいと期待はしている。

故に、マスコミの情報だけでこの様な動画を作成、流す事には悲しさもあるのである。

続く


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