今日は、山形 季央さんの『日本のグラフィック100年』です。
4.6 5つ星のうち4.6 19個の評価
この本で分かること
日本のグラフィックデザインの歴史
本を読む人なら是非Kindle Unlimitedを試してほしいです。
月額980円で対象の電子書籍が読み放題になります。
こういった読み放題のサービスは読みたい本が対象でないことも多いですが、
Kindle Unlimitedは人気の本も数多く対象となっています。
何より980円なので、月に1冊読めば元が取れますし、電子書籍は電車の中や待ち時間、お風呂に入りながらでも読むことが可能なの、読書量も自然と増えます。
私は携帯のKindleアプリとKindle Paperwhiteの併用で3年以上継続しています。
読みたい本が読み放題の対象であることも結構あるので、
私は月3000円分くらい得をしていると思います。
携帯で読めるので、移動時間だけで週1冊は読んでいます。
初月無料で無料期間中に解約可能なので、試す価値は十分だと思っています。
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まだまだ私にとって難解な表現も多かったですが、この本が理解できるようになれば力がついたと言えるのだろうなと思える一冊でした。
杉浦康平
杉浦康平にとっての文化人類学性を研究したい。
杉浦康平についてはこちらについても調べました。
作品集や考え方についても掲載されているみたいなので、いつかゆっくりと読みたいと思います。
伊右衛門
ラーメン屋の湯切りと歌舞伎の見得を繋げて考えることや椎名林檎の歌詞に万葉古今の和歌を見出すようなことに気が付くことが大事みたいです。
関西出身者デザイナーの果たした役割
日本のデザインの特徴の一つに東西の融合というものがあるらしい。
横尾忠則については別冊太陽で特集が組まれています。
生い立ちからどのように歩んできたのかを知ることが出来ます。
言葉の力とグラフィック
キューピーマヨネーズ
秋山さんはキューピーマヨネーズのグラフィックを手掛けており、それについても本書では言及されています。
大正製薬の「カロリーメイト」や「ポカリスエット」の発売当初の広告キャンペーンやキャノンのベストセラーカメラAE-1の広告キャンペーンの担当もされています。
石岡瑛子
パルコとのポスターはどれも見入ってしまいます。
言葉の歴史
気になった作品
カルピス|1923|Dオットー・デュンケルスピューラー
『風さささ 浪どどど 山風の懐にも 汐風の袂にも
忘れてならぬ 森永ミルクキャラメル』(片岡敏郎)
東京都|「遠まわりでもクズカゴに」|1974|AD.C.P青葉益輝
TOTOウォシュレット|1982|AD.D葛西 薫|C仲畑貴志|若山和央
日本宣伝美術会とアートディレクターズクラブ(ADC)
日本のグラフィックの特徴の一つ。
手を動かす
手を動かすということはポールランドも言っています。
過去を知る
そのためにも過去をもっと勉強するといいんでしょうね。亀倉さんも田中さんも、そういやって、過去を超えるものをつくってきました。
経験を言語化して、それを土台にして初めて新しいアイディアを生むことができるということについては、「正しい判断は、最初の3秒で決まる 投資プロフェッショナルが実践する直感力を磨く習慣 」でも言及されています。
何度でも読み返した一冊です。
いかに知らないことに気付かせるか
AIの影響
人間の欲望を解消していく可能性がAIにあることは、初めて聞いた。
デザイナーの役割
今言われた通り、デザイナーにはある方向を指し示す役割があると思っています。こちらだよ、というサインをつくることが求められていることも僕自身の実感としてあります。
グラフィックの役割
世の中を豊かなにしていく為に、豊かな記憶を増やしたい。そのために建築を使う。
まとめ
かなりざっくりではあるが、デザインの歴史の大枠を知れたことが良かった。
これを土台にして次のステップへ進む。