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QUERY関数に加えIF関数を併用する[QUERY関数][Googleスプレッドシート]

QUERY関数に加えIF関数を併用する例を紹介します。

下記のような案件別売上データベースシートを例に用います。

この会社では、

●東京本社
 ・東京第一営業部
 ・東京第二営業部
 ・東京第三営業部

と東京本社のみ営業部が3つあり、他の支社はひとつの営業部しかないとします。

このデータベースを基に「担当支社別」の集計シートを作成する場合、

東京本社のみ  →→→ 担当部署名も表示してほしい
それ以外の支社 →→→ 担当部署名の表示は不要

という構成にしたくなります。

QUERY関数に加えIF関数を併用すると実現できます。
セルA2に以下の関数を入力します。

=QUERY('DB05'!A:H,
IF(B1 = "東京本社","select A,B,D,F,G,H where D = '"&B1&"'",
"select A,B,D,G,H where D = '"&B1&"'"))

IF関数を用いて「セルB1が"東京本社"か、それ以外か」を判定し、

東京本社 →→→ select A,B,D,F,G,H
それ以外 →→→ select A,B,D,G,H

と設定して東京本社のときのみ列F「担当部署名」を表示するという仕組みを実装します。

このようにIF関数を併用することで表示列をコントロールできるのはQUERY関数の大きな強みと言えるでしょう。


※2022年9月に技術同人誌「会社員がVLOOKUPの次に覚えるQUERY関数超入門」を出版いたしました。


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