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「少年野球#10」部員が9人になりました(1)

昨日は久しぶりに書いた記事にもかかわらず、たくさんの反応をいただき、ありがとうございます。
やっぱりnoteは楽しいです。
今日も時間が許す限りではありますが、書いていきたいと思います。

部員が9人になりました

前回書いた3月3日時点では部員は5人でした。
それから2か月で部員は9人になりました。
そのエピソードを今回は紹介していきます。

6人目Fくん(小5)

3月下旬に入部してくれた子です。
お父さんはサッカー経験者で、一人息子であるFくんに、サッカーや何かしらのスポーツをやってほしいと思っていましたが、どれも首を縦に振らなかったそうです。
そんな時、僕が企画した「親子野球イベント」を知り、お父さんがFくんに
「とりあえず行ってみようよ」
と声をかけ参加することになりました。

Fくんはあまり気乗りしませんでしたが、僕から「ボールの取り方」のレクチャーを受けて、はじめてボールをキャッチできたことに感動!
翌週の練習にも体験に来てくれて、メンバーの子どもたちとも仲良くなり、その日の帰りの車でお父さんに
「ぼく、ここで野球がやりたい」
と告げたそうです。
お父さんにグローブを買ってもらい、今は家の中でいつもグローブをはめているほど野球にハマっているそうです。
「あんなにゲームばかりしてた息子が、今じゃゲームに目もくれない」
とお母さんもうれしそうに語ってくれました。

ちなみに野球にハマっているのはFくんだけではありません。
お父さんもどハマりしているのです。
実はこれは僕の作戦でもあります。
僕はお父さんにも一緒に野球を教えることにしたのです。
なぜならお父さんに上達してもらうことが、Fくんの上達につながると考えたからです。
お父さんは野球初心者なので、僕の指導を素直にすべて受け入れてくれます。
そしてそれを家庭でそのまま息子さんに伝えてくれます。
つまりFくんは僕の指導がグラウンドでも家庭でも受けられるのです。
お父さんが野球を「教える」のではなく、一緒に「学ぶ」。
これは野球経験者のお父さんにはなかなか難しいものです。

「子どもも親も一緒に野球が上達していく」
これほど楽しく、これほど効率的なことはありません。

7人目Tくん(小4)

Tくんは昨年度、ウチの息子と同じクラスでした。
お互いに「野球好き」ということで息子ととても仲が良く、何度かチームの練習に誘っていたけど、なかなかこれまでは来てくれませんでした。

理由はおそらくご両親の
「野球チームに入ることへの不安」

野球チームに入ってしまうと、保護者会や当番や送迎、試合の応援など、親もかなり大変になります。
Tくんのご両親はおそらくそれが不安だったんじゃないかなと思います。

そんな中、ようやく体験に来てくれたTくんとご両親。
僕がTくんに「投げ方」をレクチャーすると、わずか数分で見違えるようなフォームになり、速くて強い球が投げられるようになりました。
これにまずお父さんが感動!

練習後には「僕の目指すチーム運営」についてお話をさせていただき、ご両親が不安視していた「当番や保護者会などの負担」が一切ないことを知り、お母さんも「それならば」とすぐに入部を決めてくれました。

けれどもTくんのご両親は、その後の練習にもほぼご両親で参加し、積極的に練習を手伝ってくれています。
「え?当番がイヤなんじゃなかったの⁉︎」
と思ったそこのあなた!
ここ、めっちゃ重要なところです!

みんなわが子が楽しそうにしていたら応援したいと思うし、自然と「協力しよう」と思えるんです。
そこに当番とか保護者会とか「強制力」がはたらくから敬遠される。

PTAだってそうですよね。
わが子のために、子どもたちのために親はみんな本当はなにかやりたいんです。
けれども組織の力と強制力が保護者の心をどんどん遠ざけていく。
PTA不要論が言われたりしてますが、うまく運営すればもっと子どもが幸せになれる、意義ある活動ができるんじゃないかと思います。


すみません、時間が来てしまいました。
書き始めると止まらなくなりますね。
8人目、9人目の部員のエピソードはまた次回に紹介させてください。

本日もお読みいただき、ありがとうございました!

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