Blender2.82でFreestyleの線画のみ抽出する
まぁ大して珍しい記事ではないですがほぼ備忘録です。
環境
macOS Catalina(10.15.3)
Blender 2.82
いきます
自分も盛大に勘違いしていたのですが、どうやら「Workbench」ではなく「Cycles」を使わないとFreestyleは使えないっぽい。
そんなわけでレンダープロパティでレンダーエンジンを「Cycles」にします。
「Freestyle」にもチェックを入れて、あとはフィルムを開いて「透過」にチェックします。
これで「Freestyle」の線描画と、ポリゴンがないところを透過させられます。
では線だけにします。
ビューレイヤープロパティを開いて、フィルタを三角で展開します。
そこにある「Freestyle」以外のチェックを全部外します。ボクのモデルの場合はサーフェースだけでも欲しい素材になりますが、そのあたりはモデル次第なのであった設定を調整してください。
線だけになりますので、あとは通常の工程で画像に保存してください。
コレジャナイ感
うーん、まずEevee使えないのかよ、ってのと線画と影ありを二回レンダリングせにゃあかんのでちと面倒……と調べていたらありました。その名の「レンダーパス」という機能で、こいつを使えば線ありと線なしを同時にレンダリングできるらしい……と深堀りしてみたのですがどうやらBlender 2.83からの機能らしい……なんてこった。
そんなわけで2.83alphaをダウソしてやってみたので完全にメモとして。
環境
Windows 10
Blender 2.83alpha
Mac版でバージョン管理がめんどくさそうだったので、portable(zip)版使いたいということでWindowsでやってます。
やります
レンダープロパティはEeveeを使うこと以外は一緒。ちなみに「Cycles」でもほぼ同様の設定で同様のことが出来るはずなのでCycles派も安心のはず。
ビューレイヤープロパティの方はけっこう違います。
Freestyleのタブを開いて、そこにある「レンダーパスに出力」にチェックを入れてください。
そしてこっからちょっと面倒なんですが、コンポジットノードを組む必要があります。開いたばかりの時はノードもないし追加もできないしでキレそうになりますが、下か上かわからないけどどっちかにあるはずの「ノードを使用」にチェックを入れると画面のようにノードが出てきます。
そしたら下(か上)にある追加から「ファイル出力」のノードを作って、右のプロパティタブの「アイテム」を選択し、「入力に追加」をクリックします。
入力を追加したら入力名ダブルクリックして変えておくとわかりやすいです。画像では「kage」と「line」にしました。
あとは基本パスの項目でファイルの保存先を指定するのと、カラーってやつが「RGBA」になってることを確認して、コンポジットノードにで、ファイル出力の「kage」をレンダーレイヤーの「画像」に、「line」を「Freestyle」に接続してください。
あとはF12でも押してレンダリングします。
右上の項目を「RenderLayer」にして右側のプルダウンメニューを「統合」「Freestyle」と切り替えることで、レンダリング結果を確認できます。
先ほど指定した保存先のフォルダを確認するとファイルが2つ書き出されます。
そうそう、これだよこれ!
早く2.83になって欲しいなって思ったけどコンポジットノードとかちょっと面倒だよね……スクリプトかアドオンかなんかまとめたいなー
ホントはこの2つの素材をPSDのレイヤー構造にしたいんですけどねー
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