Blenderでコレクションの中身をすべて選択する

Blender2.79以降レイヤーだった彼はコレクション(Collection)という名前に生まれ変わりました。Blenderのコレクションは2Dソフトで言うとレイヤーフォルダみたいな振る舞いをしてくれて個人的に昔のレイヤーより把握しやすくて好きだったりします。

そんなレイヤーフォルダことコレクションですが、コレクションを選択しても中身のオブジェクトを一気に操作できるわけではありません。こういうところが手書きアニメーターにBlenderを遠ざけてる理由なのかなって感じがありますが、まぁそんなこと言ってもしょうがないので、とりあえず対策を紹介します。

操作方法

コレクションの上で右クリックすると「オブジェクトを選択」をクリックするとコレクションに含まれているオブジェクトをすべて選択することができます。

スクリーンショット 2020-04-12 11.35.21

スクリーンショット 2020-04-12 11.35.43

ショートカットキー は?

これショートカットキー で操作できるようになんないの? という意見が飛んできたので設定してみようと思います。
「編集」>「プリファレンス」の「キーマップ」タブから「アウトライナー」を選択してコレクションのオブジェクト選択を探します。

スクリーンショット 2020-04-12 11.40.58

まぁ、ないんですね。
なので、一番下にある「Add New」から機能を追加してみます。

スクリーンショット 2020-04-12 11.45.22

追加された「none」を展開するとこんな感じ。
noneのところに機能、その右側でショートカットキーを設定します。
しかし「機能」と言われても困ると思いますが、ここにはblenderのpythonスクリプトを入力します。

3Dビューの左上を「情報」に変更すると、Blenderの挙動が文字列で確認することができます。その状態で操作をすると行が増えますので、そこから「bpy.ops.outliner.collection_objects_select()」を右クリックしてコピーします。

スクリーンショット 2020-04-12 11.50.05

コピーしたら3Dビューに戻しておきましょう。
この行を先ほどの「none」の部分にコピーして冒頭の「bpy.ops.」と末尾の「()」を消してます。

outliner.collection_objects_select

「A」を押すとキーが変更できますがとりあえず今回はAのまま、したにある「Ctrl」を押してハイライトします。

スクリーンショット 2020-04-12 11.56.27

これでコレクションを選択した状態でCtrl+Aでコレクションの中のオブジェクトを選択することができるようになります。

おまけ

他のキーでもOKですが、個人的には「A」を「左クリック」に変更、修飾キーを「Ctrl」から「Shift」に変更した状態がお気に入りです。左クリックへの変更は「A」を押したのち、左クリックをすると切り替わります。
こうするとコレクションを選択>Shiftキーを押しながらもうワンクリックで全選択みたいな感じで2つ登録してます。

スクリーンショット 2020-04-12 12.06.19

ちなみに左端のチェックボックスを外すと、キーを消すことなく一時的に向こうにできますので、上記のように複数作って、使いやすいものを試してみるのもいいかもしれません。

操作ちょっとめんどくさいですよね。
ちょっと余力が出たらこれアドオンにしたいかもなぁ。

参考URL


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