名書「7つの習慣」考察。習慣②終わりを思い描くことから始める
スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」
今回は2つめの習慣である「終わりを思い描くことから始める」についてです。
終わりを思い描くとはどういうことか?
「終わりを思い描く」とはそのままですが、自分の人生の最期の時をイメージするという事です。
シンプルな考え方としては、自分が死の瞬間をどんな人達に囲まれて、どんな言葉をかけてもらいたいか?死んだ後にどんな風に思ってもらいたいかということです。
なぜ、そんな事を考えなければならないのか?それは自分の人生における大きなゴールを設定するためです。
人生とはマラソンに似ています。しかしここでイメージしてほしいのですが、ゴールのないマラソンなんて地獄です。
・どこに向かって走ればいいのか?
・一体何の為に走っているのか?
・これがいつまで続くのか?
こんな不安感をもったままマラソンをしてはいけないですよね。だからこそ、人生においても大きなゴール。つまり「終わり」を設定する事の重要性をコヴィーは説いています。
終わりを見つける3つの力
「人生における終わりを設定する重要性は理解したが、そんなものすぐには見つけられない」という人もいると思います。
コヴィーは人生の終わりを見つけるには、自分の人生の脚本を自分で作る必要があると言ってます。
「そんなの当然でしょ」と思うでしょうが、実際多くの人が他人の敷いたレール、或いはステレオタイプな人生プランをなぞりながら生きています。
・とりあえず大学まで行って、卒業したらそれなりの企業に就職
・30歳前後で結婚。子どもを設ける
・40歳くらいまでにはマイホーム購入
・定年後は年金をもらいながら、悠々自適な老後生活
ざっくりですが、こんなステレオタイプな脚本通りに生きている人が多いですし、僕も結構該当しています。
こういったよくある人生プラン通りに生きていけないわけではありません。しかし、自分で自分の人生を決めずになんとなく生きていては決して良い人生は歩めないのです。
そこでコヴィーが自分の価値観をベースに、人生の脚本を作る為に必要とした力が
1:自覚
2:想像力
3:良心
この3つの力を駆使する事で、自分の人生の脚本が作れ、終わりを思い描けるようになると言ってます。
明確な目的をもって自分を導く
人生の終わりという大きなゴール設定ができたら、そこに向かって突き進む為の「目的」を明確にする事の重要性をコヴィーは説いてます。
目的が明確であれば、それに向かって突き進むための「何をすべきか(やるべき事)」も明確になり、行動に移せます。
しかし、それが曖昧なままで小手先のマネジメント等のテクニックに没頭しても意味はありません。効率よく仕事する技術も、時間管理のテクニックもすべて「目的」に向かって突き進む為の手段でしかないからです。
ただ多くの人がいきなり小手先のテクニックに先走ってしまいやすく、結果「自分は何がしたかったのだろう?」とある時呆然としてしまうのです。
こんな事態を起こさないためにも、最初に「目的」と「すべき事」を明確に設定しておく必要があります。
ここから有料ですが、習慣②「終わりを思い描くことから始める」に対しての僕の考察をまとめてみます。
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