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2023.04.01 頑張ってるじゃん曼荼羅。

曼荼羅の図鑑を買った。

正木晃著 世界で一番美しいマンダラ図鑑

世界で一番美しい、と銘打つだけあって、各国の美しい曼荼羅をたくさん紹介している。
日本の曼荼羅の密度やチベットの曼荼羅の色使い、図案化されたものなどいろいろとあって、読んでいて非常に楽しい。

非常に楽しいし、泣けてきてしまう。

大きくて緻密な絵は、教えを表したもので、だいたい教科書と同じ役割を持つ。仏教の全部この絵見ればわかるよ、みたいな感じ。
そんなわけないだろと思うが、言葉で教えようにもすごすぎて言葉だと表せられないんだって。その気持ちはわかる。

苦労して書いているんだろうな。そうして、この絵はたくさんの人を大いなる気持ちにさせているんだろうな。すげぇじゃん、曼荼羅。そう思うと泣けてくるのだ。偉いじゃん、頑張ってるじゃん曼荼羅。

神や仏は実際ではなく、かといって嘘でもない。
幽霊みたいに「見たことがないから存在しない」「見えないなら居ないかどうかもわからない」とかいう論争はお門違いで、超常現象だとか幸運とかのことを擬人化(ちょっと言い方は違うかも)のようなものが神や仏だ。宗教ってのはちょっと飲み込みづらい事象を受け流すための機構である。

私は時折、仏のことを考えては「実在しろよ」と静かにキレている。
実在さえすれば戦争も起こらないし、病気もなくなるし、悲しみは癒やされるというのに、実在しないが為に全部あるんですよ。
いりゃ良いじゃんね、なんでいないんだろう。いないから宗教を作って宗教の勉強をして近づこうとしてるのよ、我々は。いたら別に曼荼羅書かなくても良いんだから。

宗教が起こるというのは神や仏という概念が居ることの証拠でもあるし、宗教が流行るというのは神や仏が実在しないことの証拠でもある。
新興宗教はあまり詳しくないが、シャーマンが流行るのはなんなんだろうね。韓国のシャーマン文化の本を買って全く読んでいないことを思い出した。興味が湧けばいずれ。

言いたいことというのは、みんなに教えたいけど難しすぎるからでっかい絵書くしかないのが曼荼羅。緻密さや美しさからその教えの難しさが見えるし、頑張って教えようとしてくれててサンキュ……って涙がホロリ。

そういうことです。


見て〜〜〜♡

かわいい!

大日如来のチェキ〜〜〜♡♡♡

最近「キャラチェキ」なるものが流行っている。
好きなキャラクターの画像をチェキにしちゃお♪ というもので、促進用のサイトまである。

二次元のキャラクターは、決められた行動しかしない。アニメや漫画の中の行動、ゲームならプログラムされた範囲での移動やポージング。三次元のアイドルとのチェキと違って、「このポーズとってくれますか?」という融通がない。それが魅力的だと思うが、しかし時として悔しくもあるもので。

だってさ〜、公式がやってくんない限りチェキ出ないんだよ!? アイドルもののコンテンツなら出るだろうけど、ドラゴンボールのチェキとか出るかって話でしょ!? オタクならさぁ、推しのチェキ欲しいに決まってるよなぁ!?
という需要をうまく突いてくれたのがinstax。
大日如来のチェキなんて公式(どこだよ)が出してくれる可能性ほぼないですからね。ポストカードはあんなに沢山あるのになぁ。

使用しているのは半蔵門ミュージアム常設展示の大日如来坐像のお写真です。個人利用の範囲。
光輪と蓮華座のらくがきは血曼荼羅を参考にしたよ♪ かわいいね♪
前回の半蔵門ミュージアムの展示は行き損ねたので、つい先週あたりから始まった展示には必ず行きたい気持ち。チェキもってこ♪

睡眠♪

本買ったりします、『不敬発言大全』が今一番気になっています。