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2019.08.29 アル

昨日の夜聞いていたラジオで、腹を割って話すためにアルコールの力を借りる流れがあった。

アルコールで柔らかくなった頭で考える事って、本当に真実なんだろうか。

それをラジオでコンテンツとして流す事に私は面白さを感じられない。人間の脳がバグっているところをただ聞かされたって本人が考えて発したものではないし、みっともないとさえ思う。

酔っているフラフラの感じが面白いっていう感覚はまぁ人間性が出るし面白いんだけれど、普段を知っているからこその面白さであってそれは内輪ノリでしかないんだよな。

そんなものを世に出して、表現者としてのプライドは無いんだろうか。


っていう事を考えながら眠って、朝起きてもモヤモヤしてしまって稽古に遅刻した。お酒って怖いね。


稽古中、なんで私はこんな事してるんだ?とふと思う事がある。特に自分の出ていない場面を見ている時なんかは。

なんでなんでしょうね。他人を演じているのって冷静に考えると意味わかんなくない?

私は私であって誰かではないのに、その誰かが発した言葉をなぜか私が言っている。


今やっているのが「イーハトーボの劇列車」という井上ひさしの戯曲なんだけれど、設定としては『宮沢賢治の生涯を通して現世への未練を浄化する死者たちの市民劇』というものだ。自己解釈なのでアレだけど。

10月4日(金)にやります。開演時間とかはまた追々。

演劇を上演する事に理由を持っているのなら、他人を演じる事が疑問にはならない。例えば「町の復興のために舞台上で物語をやる」とかね。

恐らくこの疑問が出てきてしまうのは、私自身にそこまで明確に言語化できる理由が無いからだろう。

なんのためにやってんだろうね。楽しいからだけじゃ破綻してしまうだろうか。


おねむちゃんになってしまったので寝ます。今日写真1枚も撮ってないな。



本買ったりします、『不敬発言大全』が今一番気になっています。