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私はいつまでこのままなのだろうか。
若くて、青くて、ありのままを言葉にできて、無個性までもが私を構成する個性なんだとなんとなくの言葉でしか褒められない私は、いつまで続くのだろう。

なんとなく進路を選び、なんとなく進み、何歳で結婚するのだろう。まずできるのか。
いつだって自分以外の人間の方が裕福に、充実してそうに、幸せそうに見えるのは何故なのだろう。其々が様々な悩みを抱えながら生きてる事は充分わかっているつもりだ。それでもやはり自分以外のみんなが幸せそうに見える。どうして。

誰かに「ずっとそのままでいいよ」と言われたい気もするし、「焦らないといけないよ」と急かされたい気もする。それでもどっちを言われたとしても多分今の私はそんなにすぐには踏み出せないし何も変われないんだと思う。

いつからこんなに無力な人間になったのか。去年の今頃の行動力、根気はどこへ行ったのか。
いや、元々なかったのかもしれない、自分の人生を見つめ直すと続けられた事なんて呼吸以外見つからない。何だそれ。何のための17年間だったんだ。

ここまで育ててくれた両親に感謝、だの恩師が居てくれたから今の自分がいる、だのそういうメッセージを胡散臭いと思い毛嫌いするようになったのは確か去年からだったと思う。一番「そういうの」に憧れているのは私自身だから、でもそういう人にはなれないことを分かってしまったから嫌うしかないんだろうな。今日も夢や目標へ真っ直ぐ進みながら生きてる人が羨ましいな。

「この人みたいにはなりたくない」が身近に何人もいたら、逆に意識しすぎてどんどんその人たちみたいになってしまっていく気がして、はやく今いる場所から離れて暮らしたい。でも尊敬出来る人もいないし、憧れるような人もいない。

期待することも無ければ、絶望することだって無い。本当に何もない。

気が付いたら高校三年生になってしまっていた。ボーッと呼吸をしていたらここにいた。このまま死んでいくのだけは避けたい。何かしでかしたい。幾つかの大きい後悔を残しながら生きたい。私は、今の私のまま死ぬことが一番こわい。何者かになりたい。