事務服展示会レポート（開催日：2023年7月7日（金））
【着ていてラクがますます進化】
カーシーカシマの2023～’24年秋冬新作のKAN-SHIN ＫＮＩＴシリーズはびっくりするような伸びの良さだけでなく、キックバックの良さが特筆です。ニット生地にありがちな、着用ヘタレ感が出にくくキレイなビジネススタイルをキープできます。横方向だけでなく縦方向にも伸びるので、スーツスタイルのきゅうくつ感が激減されて仕事がはかどりそう。
ボンマックスの新作ジャケットはなんと「ラグラン袖」！
前から見ると普通のテーラードジャケットに見えるのに、バックスタイルの肩のパターンが、ジャケットとしては今までなかったラグランスリーブです。肩周りの着用感が驚くほどラクで、脱ぎ着するときの手の出し入れもスムーズ。
全般に、オフィスウェアを着用する人の心地よさを着心地よさを追求した進化が見られました。デイリーユースするジャケットの買い増しをご検討の働き女子には秋の新作から選ぶことを強くお勧めしたいです。
アラモードなロングジレが、オフィスウェアでも
一般アパレルで流行中のロングジレ（ロングベスト）が、制服業界にも進出中ですが、ラインナップがますます充実。
各社新商品としてロングベストを続々投入するようです。
チクマからは「YUKI TORII」ラインから秋冬らしいウールライクなエコ素材のグレンチェックシリーズのロングジレが登場。大人っぽい印象のストレートシルエット＆フロントジップでカジュアルにもフォーマルにも両用できる雰囲気です。既に各社からも多数のロングベストが出ているので、選択の幅が広がります。
引き続きトレンドのノーカラージャケット
昨今ニュースキャスターも、ドラマやＣＭに出てくるオフィスワーカーも、テーラードよりノーカラージャケットが主流です。
テーラードの無地ジャケット着てるのは就活中の若人だけ…そんな印象を持つくらい、ノーカラージャケットが流行しております。
そう、ノーカラージャケットはガッチガチのサラリーマンの印象を捨て去ったこなれたキャリア女史の必須アイテム。
襟がないだけで、こんなに肩や首が軽くなるのか、と着用すればするほどノーカラーを選びたくなるのです。
そのあまりの安さに業界が震撼したアイトスの「北陸の素材力」シリーズにもノーカラージャケットがラインナップします。
まとめ
しごと服をより快適に、素材をＳＤＧｓ対応に、という改良が各社に見られた今期の新作。色使いはベーシックカラーが多く汎用性の高さを狙ったラインナップでした。
色使いはオーソドックスな分、パターン使いに趣向を凝らしており各社のデザイナー・パタンナーの力量が問われる商品開発となっています。
ぱっと見で「真新しい！」商品は少ないものの、一工夫・二工夫の進化がみられて楽しい新作展示会でした。
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