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【デュエマでSDGs!・3】すべての人に健康と福祉を

안녕하세요?

上のハングル文章は、韓国で最も使われている挨拶「アンニョンハセヨ」というやつです。韓国やハングルについてほとんど知見がないという方でもこのフレーズくらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
日本で言う「こんにちは」に相当しますが、そのまま訳すと「安寧ですか」みたいな意味になるらしいです。相手の健康を願う気持ちが表れた挨拶、ということになりますね。

どうして突然こんな話をしたのかというと、(一応)今回のテーマと関係があるためです。それでは今回も始めていきましょう。
違う記事が始まるかと思いました?今日もあなたは逃げられません。デュエマでSDGs、するぞ!!!オラ!!!

今回のテーマ

SDGsの17の目標、それぞれに対応したコンセプトデッキを作るこの企画。今回のテーマは第3の目標、「すべての人に健康と福祉を」です。病気で命を失う人々を減らし、治療をすべての人が受けられるようにする、といったものが含まれています。
突然韓国語の話をしたのは、今回のテーマが人々の安寧、元気を願(って、実現するために努力するまでがセットですが)うものだからでした。こじつけですね。
これをデュエル・マスターズに置き換えて考える際には、

1.クリーチャーたちの危険を減らすような効果を持つカード(健康、安全を守るため)
や、
2.どんなクリーチャーでも、当たり前の権利が保証できるような組み合わせで使う(医療を受けられる権利がすべての者に必要なことから)

といったことが重要になるでしょうか。今回は1を選択しましたが、2はちょっと分かりにくいと思うので、没案を用いて解説します。

2ってたとえばどういうこと?

「どんなクリーチャーでも、当たり前の権利が保証できるような組み合わせで使う」。…何言ってるのか分かりませんよね。私が考えていたのは、こんな感じです。

∞だったり0だったりしろ
∞が2回殴るだけ

「∞龍 ゲンムエンペラー」+「天ニ煌メク龍終ノ裁キ」になります。
ゲンムエンペラーは普段は実体として存在せず、チーム零の面々が「ムゲンボルト」を回すことで現実世界に繋ぎ止めているらしいです。これが「ムゲンクライム」の正体。つまり、普段はこの世界に生きているものとしては扱われません。しかし、クリーチャーとしてバトルゾーンに存在する上では、生きているものとしての権利を保証する必要があります。そこで組み合わせるのが「天ニ煌メク龍終ノ裁キ」。
このカードは「アタック・チャンス」を持ち、マスター・ドラゴンが攻撃する時にコストを払わず使用できます。マスター・ドラゴンといえば「ジョット・ガン・ジョラゴン」「煌龍 サッヴァーク」などが一般的ですが、ゲンムエンペラーも「∞マスター・ドラゴン」、つまりはマスター・ドラゴンなのです。
マスター・ドラゴンなら使えるという条件の呪文を合わせて使うことで、当たり前の権利の保証を行いつつ、コスト5以下のカードを無視し、好きなだけシールドをブレイクできる∞・ブレイカーのゲンムエンペラーで2回攻撃して勝利する、というものですね。

本題

と、長々と書いてしまいましたがここからが本編です。今回選択したのは1番、「クリーチャーたちの危険を減らすような効果を持つカード」。この題材で私が選んだカードがこちら!

シークレット版を使いたかった

「弩闘!桃天守閣」です!

このカードは、十王篇にて登場し、背景ストーリー上でも重要なカードとなっています。
ジャオウガ率いる鬼札王国を一時的に追い返す要となったことから、このカードはある種の平和の象徴の一つとしても捉えられます。また、このカードには「自分のクリーチャーが相手の呪文、クリーチャーの能力でタップされない」「自分のカードがタップして出る時、かわりにアンタップして出る」という2つの強力な効果を持っています。タップされている(=いつでも攻撃される)状態にならず、無理にそうされることもない、まさに個人を守り健康をもたらすカードといえます。

次に、このカードと、どのようなカードを組み合わせるのか、という問題になります。

っょぃ

タップして出るかわりにアンタップして出るという能力は、「アルカディアス・モモキング」のような、相手のクリーチャーをタップ状態で出させるカードに対して効果を発揮します。しかし、それだけではありません。デュエル・マスターズには元よりタップ状態で出なければならない、というクリーチャーがいくつかいます。

13枚はもはや伝統芸

そのうちのひとりが、「天斬の悪魔龍 ジュランデス」でございます!
1コストパワー24000のワールド・ブレイカーというイカれた性能をしているこの子ですが、タップした状態でバトルゾーンに出て、かつ墓地が13枚以上なければアンタップできないという制約を抱えており、1ターン目に出せても動き出せるのはおそらく、早くても4〜5ターン目。破格のメリットにはデメリットが付きまといます。

しかし。「弩闘!桃天守閣」が展開されている状態なら、このジュランデスでさえもアンタップ状態で出すことができます。つまりデメリットを無視できるというわけなのです。
ということで、今回私が組んだデッキがこちら!

「桃天守閣ジュランデス」でございます!

序盤はマナ加速や手札入れ替えをしながら、パーツを手札に揃えていきます。手札に「弩闘!桃天守閣」が来て、かつ攻撃できるクリーチャーと、キリフダッシュ(自分のクリーチャーの攻撃後、シールドをブレイクしていれば、指定コストを払うことでカードを使える能力)分のコストを準備できたらシールドをブレイク。キリフダッシュで「弩闘!桃天守閣」を展開します。
次のターンに「天斬の悪魔龍 ジュランデス」を出すことで、本来ならタップ状態のジュランデスがアンタップ状態で出てきます。しかし、できる限りすぐに攻撃したいところ。ジュランデスをそのまま出すよりは、「瞬閃と走駆と双撃の決断」を使って出し、同時にスピードアタッカーを付与した方が安心でしょう。そのため、このあたりのカードは序盤に引き込んでおきたいですね。あとはそのままどっかーんです。それでは、各カードの簡単な解説に移りましょう。

天斬の悪魔龍 ジュランデス

2回攻撃は成立しないので注意

核。相手のシールドを叩き割りましょう。なお、「瞬閃と走駆と双撃の決断」「そのクリーチャーの最初の攻撃の後、アンタップする」効果を付与することも可能ですが、あくまでアンタップ状態で出しているだけのため、1度タップされたあとはアンタップに墓地13枚が必要になります。注意しましょう。

襲撃者 「鎧」ドライブ

カードパワーの向上

最近出てきた、2コスト単色スピードアタッカーのカード。このスペックを持つカードは多色でもないと無かったということで、大層便利なカードですね。主にキリフダッシュのためにシールドをブレイクする要因です。

勇愛の天秤

伝統的な手札入替

汎用カード。手札1枚を捨てることで2枚引くという、手札入れ替えカードです。一応S・トリガーで2000以下を破壊できるので、防御札としての役目も果たしてくれる…かもしれません。

フェアリー・Re:ライフ

言うことがない

言わずと知れたマナ加速。G・ストライクで確定で相手の攻撃を一撃止めてくれるので、勇愛の天秤のS・トリガーよりよっぽど信頼がおけます。

うしおこまる

ダークネェェェス!!!

手札入れ替えと攻撃を担当するカード。シールド1枚を墓地に置くことで1枚引き、攻撃後に破壊されるデメリットを持つものの攻撃できるブロッカーということで有能さんです。かわいいね。

ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」

すごく便利

このデッキにおいて非常に助かる存在です。基本は最初に下面「こっちは甘いぞー」を打ち、ジュランデスなどを回収します。その後、墓地から上面の「ハニー=マーガニー」のアビスラッシュを行うことで、出たターンにシールドに攻撃できる状況になり、「襲撃者「鎧」ドライブ」「うしおこまる」が手札やバトルゾーンにいなくとも、サーチの後に墓地から奇襲を仕掛けることが出来るのです。これは強い。これは強いぞー。

瞬閃と走駆と双撃の決断

パーフェクト系は光だけ使われてないイメージ

核…とまではいきませんが、あると大分便利なカード。最近ではスタートデッキの「革命・アメイジン・マジック」にも収録されていましたね。一番上の効果でジュランデスを出しつつスピードアタッカーを与えることで、一瞬にしてワールドブレイカーを攻撃させることが出来ます。

ア:グンテ

いいフォルム

新弾「魔覇革命」にて収録されたカード。S・トリガーによる防御札として使います。ジュランデスの攻撃を止められると努力が水の泡になってしまうので、盤面の処理を多めにできるカードを採用しました。

打振の星 ブリタネッコ

アチョ-

ジュランデスの攻撃を止められないようにする要因。「登場時と攻撃時に自クリーチャー1体のパワーを2倍にし、パワードブレイカーを与える」「自分のクリーチャーがそれよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされなくなる」という2つの効果を持ちます。
ジュランデスのパワー24000を超えるブロッカーはそうそういない(うえに、パワーを2倍に出来れば48000)ため、ほぼブロックされずワールドブレイクできます。相手の盤面などを見つつ、使用するか考えましょう。

弩闘!桃天守閣

耐性自体はつよそう

核。2コストたちにシールドをブレイクさせ、キリフダッシュで素早く展開しましょう。

荒廃と豊穣の決断

ゲームを荒廃させることはなかったらしい

2つ目のパーフェクト呪文。マナゾーンからジュランデスなどを投げられるほか、除去が必要になった場合などのために入れています。おそらくそこまで使わないです。

カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」

クリーチャーとしてカウントできる

上面の「カツラデランス」は使わず、下面の「アフロ行きま〜す!!」のために入れています。下面は「勇愛の天秤」のドロー効果からS・トリガーを抜いた効果の呪文です。普通なら天秤の方を4枚にすればいいのですが、前述の「こっちも甘いぞー」でこのカードがめくれると、上面がクリーチャーのため、そちらを参照して手札に加えることができるのです。ドローソースをサーチできるのは強力であるため、S・トリガーを持つ「勇愛の天秤」と合計4枚という配分にしています。

撃髄医 スパイナー

名前を間違えやすい

防御札。今回のデッキはやることがそこまで難しくないため、防御札を多めに入れようとしていますね。
-3000除去を3回打てる強力なカードであり、ア:グンテと同じような理由で投入しています。9コストなので素出しはできないと思われますが、それでも間違いなく役立つでしょう。

おわりに

今回は以上となります。最新弾のカードをふんだんに使ったデッキとなり、筆者的には少し新鮮でした。
そびえ立つ桃天守閣。みなさんも攻撃される危険のない、自由で健康なデュエルマスターズを味わってみませんか?
では本日はこの辺で。次回も、デュエマでSDGs!!

お相手は私、あふれいどでした。

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