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2023年のお気に入りアルバム10枚

今年も例年通り、新譜で特におすすめしたいアルバムをまとめました。

毎年書いてるので細かい挨拶など色々端折って特にお気に入りの10枚を短文とともに紹介していきます。そしてこれも毎年書いてますが、順位はクオリティを表すものではなく、「他の人にも聞いて欲しい度」みたいなものなので、順番や漏れた作品に関してあまり深い意味はないです。少なくともここにあげてる10枚は、本当は全部聞いてほしいくらいなので、気になったアルバムはサブスクやらなんやらで聞いてみてほしいです。

そして、さらにこれも毎年選ぶときに(物理で集まった年間ベストを発表しあう仲間たちに)言ってるんですが、今年もまた本当に選ぶのが難しかったです。自分がこういうふうに毎年気に入ったアルバムをまとめるのは、なんだかんだでツイッターを始めた2009年くらいから媒体を変えてずーっとやってるんですが、あの頃の面影が影も形もないくらい、「全員の認識一致の大絶賛アルバム」みたいなのがなくなってきてるように思います。

こういう選ぶ難しさについて、昨年までは、もしかしたらなくなったのは名盤ではなく、アルバムで聴くという習慣や、影響力のあるメディアなのかなと思ってたんですが、2023年はさらにもう一歩進んだ難しさがあるように感じました。大きい変化として、Twitter含むSNSでも映画や音楽や漫画などなど文化に関する言及を見かけ辛くなっているような気がしていて、自分も情報収集のための切り口を新たに持たなければと感じています。(ポケモンカードばっかりしている俺が悪い可能性も十二分にある)

そんな中ではありますが、2023年に聴いたお気に入りのアルバムをまとめたので、紹介していきます。

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#10
Samrai -Work & Roti

最初に紹介するのは、マンチェスターを拠点に活動するSamraiのデビュー作。
2008年あたりからクラブイベントを主催したり、DJしたり、レコードレーベルを経営したり、またはSEENマガジンという雑誌の創刊・編集をしたりしている人みたいです。自分は彼の存在をこの作品で初めて知りました。

ほとんどビートテープと思えるほどかなりシンプルなトラックと、時折聞こえる詩や電話の録音のようなスキットが折り重なったような作品で、とても素朴な作品です。
特徴的なのは、タブラ、ドーラック、カンジーラ、ドール、ムリダンガム、、などなどの南アジア系のパーカッションがビートに折り重なって演奏されているところ(ちなみに自分はアルバムの紹介でこの楽器の記述を見かけただけで、タブラ以外は音と楽器のイメージが結びついていません)。この楽器のチョイスは彼自身のパンジャブ系のルーツに根差したものみたいです。アルバムのオープニングで、アルバムのタイトルに関係する彼の母との会話が収録されています。「イギリスへの移民第一世代のパンジャブ人は、仕事に行ってロティを食べるだけで、シニアになるまで旅行する機会がなかった」とかなんとか。

もちろん南アジア系の打楽器はこのアルバムの特徴になっていますが、それらの楽器がシンプルなトラックにブロークンビーツ的な味わいを与えているところが良いです。よくみると意外とゲストも多く、10曲中8曲にゲストが参加しており、シンプルながらに曲の幅は広く、いつでも聞けることも相まって自然と再生数が伸びた作品でした。

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#9
Bokani Dyer - Radio Sechaba

最初聞いた時は本当に何の事前知識もなく、ただ気に入って繰り返し聞いていました。
南アフリカのジャズシーンで注目を集める(らしい)ボカニ・ダイアーのアルバムです。ジャイルス・ピーターソンのレーベルBrownswoodからリリースされています。

正直自分は南アフリカのジャズシーンに明るいわけではないので、この作品について現地での重要度などは全然プレゼンできないのですが、この作品はシンプルにボカニ・ダイアーの歌声がとても気に入って繰り返し聴きました。一曲目のBe Where You Areからアカペラコーラスで始まるので、この時点でこの人のボーカル好きな人は気にいるんじゃないかと思います。

曲によって西アフリカ音楽の影響が出てたり、アメリカのヒップホップR&Bの要素が見え隠れしたりもして、ジャンルがごちゃ混ぜの楽しさも特徴ですが、何より伸び伸びしたボーカルが気持ちいい。いつ聞いても明るい気持ちになれるアルバムでした。シンプルにボーカリストとしてのボカニ・ダイアーが好きです。

ちなみに、本来は鍵盤奏者として有名な人みたいです。アルバム全体はグルーヴあるリズムを持ちつつ、多くのトラックでトランペットやパーカッションを前面に押し出した南アフリカらしい作品ですが、ボーカルと歌詞以外にもう一つ気をつけるなら鍵盤に注目って感じでよろしくお願いします。

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#8
Dawuna - Naya(Unmastered,LP 2021)

2023年、近年稀に見るほどR&Bが豊作だったように思います。しかし、それでも意外とこういうアルバムって今全然ないような気がしますね? 好きな人はいつまでも好きなタイプの音楽だとは思うんですけどね。

NYはブルックリンのシンガーソングライター兼マルチ奏者のIan Mugerwa (名前の読み方に自信がないのでアルファベットのままにします)のソロプロジェクトDawunaのバンドキャンプで発表された作品です。
LPなのに23分程度しかなく、ほとんどミックステープみたいな感覚で聞いてしまいます。「マスタリングしてないぜ」表記がタイトルにありますが、途中で本当に事故としか思えないノイズまで入っています。でもなんかその粗さまでかっこいいと思ってしまうビターな魅力がある、、、
音楽的には、ディアンジェロやプリンスのような、音やボーカルの隙間が多いながらに、ソウルフルで、ダークで、ミニマルなネオソウル的な作品です。

自分は音楽にハマったきっかけとして、ヴァン・ハントの1stに出会ったのもかなり大きな出来事だったので、こういうディアンジェロやプリンスを連想させるようなファンキーなネオソウルはもうマジで大好きです。絶対他にもそういう人いるでしょう。

しかしディアンジェロやプリンス、もしくはヴァン・ハントなんかと比べても、Dawunaの音楽はさらに質素でビターで、ダークに感じます。前作はトラックがもう少し機械的だったりもしましたし、フィールドレコーディングも使われててもう少しエクスペリメンタルな音楽の要素も感じましたが、今作はミニマルでスカスカで控えめな楽器の作る漆黒のグルーヴと、悲痛にも感じる切なく塩辛いヴォーカルが、さらに自分の好みにブッ刺さってます。

2020年にリリースされた旧作アルバムはすでにアナログがレア化していたりするので、今後もリリース情報は気をつけて追わねば!!!と思っているところなのですが、この作品はBandcamp上のみでのリリースで、なんとダウンロード販売価格が投げ銭です。

必然的に今年1番聴いた投げ銭アルバムになりました。


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#7
Paul Cherry - Pure Grooves Vol.1

このアルバム、意外とnoteにも紹介記事が多いですね。それだけ密かに愛されているんだと思います。

80年台のラジオ番組を聞いているような気分になるアルバムです。シカゴのシンガーソングライター、ポール・チェリーの2023年リリースの新作で、ラジオっぽいナレーション付きのAORなアルバムです。
ボサノヴァみたいな曲や、ジャズファンクな曲とか色々ありますが、全編が超超超超ベタなメロウグルーヴの連続です。

あまりにもベタで、そのベタさにヴェイパーウェーブ以降のキッチュな美学が垣間見えたり、カジュアルさに2010年代に盛り上がったベッドルーム・ポップの流れも感じますが、安っぽいだけでなく、今作は始まりから終わりまでアルバムとして展開にめっちゃ気を使っているのも感じます。試聴での予感よりずっと丁寧に作られたコンセプトアルバムだなと思いました。

超超超超ベタではありながら、嫌いな人いるのかなこれって思うくらいのメロウネスの力押しなので、旅行先のホテルでベタなお土産のキーホルダー買うくらいの軽いノリを持って一度暇つぶしに聞いてみてほしいです。

80年代のラジオって、実際には物心ついてなくて聴いたことないのにこんなに惹かれるのなんなんだろうなー

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#6
Travis Scott - UTOPIA

知ってる人も多いと思うので、めっちゃ今更ですがこれは入れました。トラヴィス・スコットの新作!!

自分はもうヒップホップにハマって20年くらい経ちますが、ヒップホップにハマったのはアバンギャルドながらにポップスとして成立する見事なクリエイティビティのトラックによるところが大きいので、いつまでもヒップホップにはバッキバキに尖ったトラックを求める人間です。ですが、、、数年前のトラップ流行を経て尖ったトラックにみんな飽きてしまったのか、最近は「トラックの刺激欲」を満たすようなヒップホップはあまり多くないように思います。

今年も勿論好きなヒップホップアルバムは多数ありますが、正直にいうと、「バキバキのトラック欲」を満たしてくれるのはこのアルバムだけだったように思えて外せませんでした。このアルバムについては、一旦歌詞に一切触れずに音だけ追っかけて感想を書きます。

すでにいろんなところで触れられていますが、この作品はトラヴィス・スコット自身も関与したカニエ・ウェストのアルバム「イーザス」の延長線に乗っかった作品として聞けます。トラックの作りと鳴りがイーザスの頃のカニエのサウンドにとても近いです。

そのことがこのアルバムに触れた人の新鮮味に関して感想を大きく分けるように思うのですが、自分にとってはこれが1番聴きたかったトラヴィス・スコットでした。イーザスの頃のカニエは極端なくらいミニマルで音の種類も絞ってましたが、今作はあの作品よりゲストも豊富でアルバムとして楽しいです。アストロワールドのフェスでの大事故があったので、“音楽にだけ集中する“みたいに素直に触れるのが難しいような作品でもあると思うのですが、結局のところ現在のシーンにおいての彼のスタイルは唯一無二の存在になってるように感じます。アルバムの冒頭でガン上がるの、自分にとっては、今や超貴重な体験でした。もはやイントロでガンあがりたくてヒップホップ買い続けてるまである。

もっとみんなイントロで俺をガン上げてくれ!!

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#5
PinkPantheress - Heaven Knows

世間の評価も高い作品ですが、たぶん世間の評価より自分の好きさの方が少し上回ってるように感じてます。ちょっと好きすぎですね。

TikTokスターのピンクパンサレスの1stアルバム!

自分にとってはこれはUKガラージシーンの2023年リリース作で、シンプルにUKガラージの息吹を2020年代に感じれたというだけでもめちゃくちゃうれしかったです。何もかも理屈こねた新規性を求めるのも野暮かなって思うし、この作品聞いてると、もう2023年に古臭い価値観の新規性とか気にするのも逆にいいかなって気分になってきました。

あらゆる意味で軽やかなところが好き。俺は評論家じゃないので、そんなに複雑なこと考えて音楽聴きたくないぜ。

ラテン音楽やアフリカ音楽、韓国の音楽におされ気味な昨今の欧米の音楽シーンの中で十分UKの若い世代の存在感を示してくれてると思います。やっぱ韓国のUKガラージ的な作品より、本国のやつの方が好きだなぁと改めて思いました。クオリティも大事だけど、こっちの方がエネルギーを感じる。

UKガラージはシンプルな音楽ですし、ポップスとして消費していくのも正しい楽しみ方なのかな、とは思うものの、毎回話題になって盛り上がっても供給が途切れがちなので、今回ここからムーブメントが続いてほしい、、、! ムーブメントになってこそのクラブミュージックや、、、!

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#4
Omni Gardens - Golden Pear

ジャケ含め、出会った時、聴いた時に正直これが一位だなと思いました。まぁ昔この年間ベスト会やってる時に、誰かが「4位とか5位くらいが本当に好きなアルバムで、1、2、3位は若干義務感で入れちゃう時あるよね」と言ってた記憶もあるし、もしかしたら好き度では1番かもしれません。

Moon Glyph主宰のSteve Rosboroughのオムニ・ガーデンズ名義の作品です。

夢見心地のはちゃめちゃに心地よいアンビエントアルバム。正直年間ベスト選ぶ時は、「素直に選ぶ」をモットーにしているせいで毎年本気で気持ちいいアルバムばっか選んでるのに、その中でもトップクラスの心地よさ。ここ10年でも指折りの快楽サウンドです。

音自体はめっちゃシンプルで、ほとんどシンセとパーカッションでメロディ作りながら、フィールドレコーディングが混ざってるだけなんですがね。なんだかんだでそれが1番気持ちいいですね。

昔Twitterで「シティポップが描くシティには、誰もいない感じがする」という感想を読んだことがあり、それ以来音楽が描いている風景を想像してしまうクセがついているんですが、この作品が描く世界はドット絵で描かれた桃源郷ってかんじで、その安っぽさが愛おしいですね。マジの桃源郷だとなんかカルトっぽくなるけど、ゲームなんかでに描かれた解像度低めの桃源郷だと素直に好きになれる感じというか。そう思うと、この手のアンビエントのゲーム音楽っぽい安っぽさもマジで点数上がる場所ですね。

タイトルもジャケも、りんごじゃなくて梨なのもなんかいいですね。
アイコニックになりすぎないモチーフっていうか。
梨って美味しいけど「梨といえば・・・?」みたいなイメージがあんまりない。強いていえば瑞々しいフルーツって感じかな?

アンドレ3000の昨年でた新作も似たようなニューエイジ/アンビエント作品で、それはそれで好きだったのですが、この作品と比較したら自分はどうしても好きなのはこっちになってしまいます。もちろんアナログも買いました! アンドレのアナログは15000円とかするから買うかわからん!

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#3
Asake - Work Of Art

自分の昨年の年間ベスト一位はナイジェリアのバーナ・ボーイのアルバムでしたが、昨年に引き続き、2023年もナイジェリアの音楽をはじめとするアフリカ音楽の素晴らしさを感じる一年でした。ここ数年で、アメリカでのアフリカ音楽の存在感もどんどん大きくなる中、2023年に自分が1番聴いたアフリカ音楽はこの作品でした。

ナイジェリアのアーティスト、アシャケのセカンドアルバム。

時間も37分しかなく、ラップも多いながらに、明るい歌声と重なるコーラス、緩くてトロピカルなサウンドがとにかく魅力で、ナイジェリアの音楽に触れたことない人でもとても聴きやすい作品なんじゃないかと思います。アフリカ音楽の盛り上がりを一旦忘れたとしても、素直に2023年を代表するクオリティの楽しいポップアルバムだと思います。
リリース時期も夏頃だったのもあって、夏に特に聴いたアルバムでした。夏が似合いすぎ。

ていうかこうやって並べると実感しますが、今年選んでるの本当に収録時間が短い作品ばかりですね。

2023年の気分をいい感じに作ってくれた、緩くて優しいけどアガる作品でした。

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#2
Actress - LXXXVIII

こんな高順位に上げときながらですが、めちゃくちゃ語りにくい作品です。
とても好きな音楽ではあるものの、何が好きなのかよくわからないし言語化できない。毎回そういう音楽を作る人ではありますが、今回はいつもと比べても素晴らしい、、!気がする、、、!でも説明が難しい、、、、!

このアクトレスは、毎回気持ちいい音を作るものの、自分が知ってる限りでは現代で一番"焦らす"ミュージシャンだと思っています。

ちょっと下品な表現になりますが、よくEDMは「絶頂がわかりやすい音楽」っていいますよね。イクところがわかりやすいというか、イクところがみんなと同調できる音楽というか。
それに対してハウスは、「イキそうでイカない音楽」って表現するじゃないですか。絶頂を迎えるより、イキそうでイカないラインを維持することの方が気持ちいい、みたいな美学というか、、、そういうのありますよね?

このアクトレスの音楽はさらにさらに焦らして、「気持ちいい場所を触っていると一瞬錯覚できる瞬間の連続の音楽」って感じです。

実際、この人はめちゃくちゃ「音」にこだわっているのは聞いてすぐわかります。さまざまな音が鳴りますが、それぞれの音の録音の処理が全部違って全部気持ちいいです。ピアノは透明感あるように録音されていて美しいジャズのような自由度を持って鳴らされているのに、呪文のような謎の言葉はめちゃくちゃノイズまみれで、シンセは超無機質だったり、、、それぞれ音が全然違うけど全部気持ちいい音してます。綺麗な音ばかりなので、ミニマルに聞こえる音楽の端々で、音色や処理に気持ちよさを感じることもとてもあるんですが、敢えてそれらが長続きしないように作ってあると思います。

繰り返したらより気持ちい場所で繰り返し過ぎず、変化が気持ち良くなってきたところで変化せず、、そういう"焦らし"で音楽が展開していきます。ミニマルなのに心地よく(本当か?)予想を裏切り続ける。

音楽自体は「完璧に綺麗で均衡の取れた音楽」とかって感じじゃないですが、そういう不均衡な音楽だけに宿る、解釈の余地を残したマジックってありますよね。不均衡に均衡が取れてると思うし、完成度が高いので、いつもの焦らしの悪意を逆にあまり感じないくらいでした。

意味深なタイトルLXXXVIIIはローマ数字で88だし、ゲーム理論に影響を受けたという本人の弁を参考にすればチェスの8X8の盤面を表しているようにも思えますが、実はこれ88曲を一曲にまとめたような作品だったりするんじゃないかとも思ったりしてます。もしくは、過去作で「88」っていう習作集みたいなミックステープを出していたアクトレスですから、あの試みから地続きなんじゃないかと勘繰ったりもしちゃいますね。

イビツさに魔法が宿ってる作品だと思います。めっちゃ好き。


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#1
Eddie Chacon - Sundown

こんなん作り出したらストーンズ・スロウ最強になっちゃうじゃん、、、!
80年代に活躍したソウルデュオ「チャールズ&エディ」のエディ・チャコンのカムバック2作目!
前作に引き続き、ジョン・キャロル・カービーがプロデュースしてます!

自分の音楽の趣味は、コロナ渦前後からアンビエントづき過ぎてるなぁと自覚してるんですけど、そんなアンビエントを通過した(まだ通り抜けてない説はある)自分が好きな音楽の要素が全部入ってるのがこの作品でした。
アンビエント風味なトラックも素晴らしいですが、美しい歌声とそのメロディーもまた負けないくらい素晴らしい。特にタイトルトラックのSundown、マジでこれ空飛んでる気分になる曲で最高ですね〜

前作の時点でもう最高に気持ち良く、十二分に満足していたのに、今作の方が気持ちよさは上で、何も考え事できないくらいの域に達しています。

音の快楽が強すぎて語彙力がマジで無くなってるなこの文章。

もしかしたら前作ではドラムがドラムマシンとかだったのが生のパーカッションになってたりする場所とか、そういうディティールのアップデートの影響かもしれないですが、とにかく今作の方が造りのギミックを気にせず音楽に集中できる。

こういうカムバック作まで最強な作品作れるんだったら、ストーンズ・スロウまだまだとんでもないもの作れそうだなーと改めて思った作品でした。2000年代後半にちょっと盛り上がったレトロソウルなムーブメントも好きだったけど、これはもうそういうメタなこと考えられないくらい音に説得力がある。

完全にクラシック。
正直この時点で大満足ですが、この作品も前作を超えちゃってるので、、、、こんなの作られたら次も期待してしまいますね。