しのぶしのばず無縁坂かみしめるような

 朝、妹より、妹の親しい方が末期癌であることをしらされる。彼女は検索すれば名前の出てくるような方で、その方の年齢と、がんと診断されるまで、かなり複数の病院に行き、いろんなところで五十肩だの気管支の炎症だのと診断を下され、十数軒目の病院で、それは肺がんからの転移での腕の痛みや咳なのだ、とようやくわかり、という説明をうけて、これだよこれ、病院にも当たりハズレがあるんだよ、という思いを新たにし、そういえば母の病気の時も、一発で病名がわかったわけでもないわ何軒も病院を変えたわというのを思い出したりして、あとひとつ、その方も身体に異変は起きていたが日常生活に重大な不便はなかった、というあたりも含めて、運がいいとか悪いとか人は時々口にするけど病院選びでたしかにあるとこれを書いててそう思うしのぶしのばず無縁坂かみしめるような

 私の場合、日常生活で不便をきたすようなことが頻繁にあったのに、ぎりぎりのギリまで病院に行かなかったのは本当に間抜けなやつだと自分でも思う。

 少しでも異変を感じたら病院にいくのがいいです

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